薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

抗癌剤治療における助っ人とは~漢方薬の将来性~

今回は、少し方向性を変えてみたいと思います。医療関係者を対象にしたものであるので、私としては少し頑張ってみたいと思います。

皆さんが多くの場合、使用または勉強されている抗癌剤は多く、薬剤師国家試験においては頻出のものです。

そんな抗癌剤ですが、抗腫瘍作用を持つものである故、細胞の複製能力を奪います。もちろんそれがいい効果であるために使用されていますが、他の細胞まで痛めつけることがあります。

要は、選択性が取れていないんです。そんな抗癌剤を使用した治療を最後まで進めるにはどうしたらいいのか。今回は、漢方薬の将来性を考えてみたいと思います。

特に使われている漢方薬の中には、抗癌剤の副作用(下痢や口内炎など)を軽減又は消去に向けて作用してくれるものがあります。

よく使われている漢方薬として、半夏瀉心湯六君子湯補中益気湯十全大補湯・牛車腎気丸・芍薬甘草湯があります。

これらそれぞれ、抗がん剤治療による身体症状や精神症状を緩和するために使用されています。

特に、今回書き起こそうと思った理由として、103回薬剤師国家試験問題で問われていたからです。

詳しい内容につきましては、以下の漢方ブログ様に書かれていますので省略させて頂きます。

今回の薬剤師国家試験のように、抗癌剤治療が一般化した現在において、いかに治療を苦しくない方向に持っていくかが焦点になってきています。

多くの場合、抗がん剤治療において身体症状や精神症状がもとで、生活の質(QOL)が低下することがありえます。

そうならないように、抗癌剤と併用して漢方薬を使用することで、うまく治療を乗り越えることができる可能性があるとも言えます。

医療現場において、患者さんの笑顔が消えるようなことはできればしたくないし、それを回避する方法をしっかり考えていくことが必要だと思います。

これから先、薬剤師国家試験においても、こういう問題が出題されることが多くなってきます。過去問を解くことで、求められていることが明確になる。

今回はそれだと思います。

長くなりました。終わります。