薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

国家試験まで、後、10日。

早いものでもう十日になりました。

医師国家試験が終わってから、後は看護師国家試験、そして、薬剤師国家試験が

週を変えてやってきます。

 

直前講座も佳境に入ってきました。

いろいろと思う事がありましたが、ブログを通して見えてきたのは、知識の

繋がりをいかに活かした記事が書けるか、それにより、頭が整理され、

科目間の繋がりをも簡単にできるようになったと思っています。

 

実際に問題を解いてみて、感じていますが、知識の繋がりをどれだけ

意識しているかで、解ける問題が少なくなるということがあります。

そう考えると、頭を使ってブログを書くことも、勉強の一環になったのではないか

と思っています。

 

コロナ禍での、国家試験受験ですが、自分が出来るという意識をどこまで持ち、

頑張っていけるかが勝負の分かれ目になると思います。

記事を書いていたからこそ、見えてきた部分が本当に多く、その記事を見て

頂いた方には、感謝以外ないです。

ありがとうございました。

 

これから先、更新を止めるか、どうかを決めかねていますが、また、

気持ちがついていけば、継続して更新していきたいと思います。

 

本当に今までありがとうございました。

では。

緩和ケアと在宅医療

こんばんわ。

私自身がずーと思っていることがあり、それについて書いておきたいと思い、

記事を書いています。

前の記事でも書きましたが、私は緩和ケアを目指しています。

が、それだけではなく、在宅医療と合わせてやっていく必要性があると感じて

います。

なぜ、在宅医療と緩和ケアを並行する必要があるのか。考えたいと思います。

私がこの考えに至った経緯

そもそもですが、私が、実際にお会いした医師の中で、今もその講演が耳に

残り、今もなお、記憶が蘇る二人の医師がいます。

一人は、小澤竹俊先生。在宅専門の診療所を運営して、これまで多くの方を

看取り、遺族へのグリーフケアも継続して行っているそうです。

もう一人は、長尾和宏先生。この先生も、在宅医として診療しています。

この先生の『痛い在宅医』という著書は、今でも衝撃が忘れられないほどです。

この二人の著書に書かれている事を基に考えた時、在宅医療で、緩和ケアを

行うことができれば、より、長く自分を受け入れる時間が取れることが

できるのではないかと感じたことに発端がありました。

緩和ケアと在宅医療を並行する必要性

私個人の考えとして、思うのは、緩和ケアと在宅医療は別個のものとして

考えられているなということを感じました。

もちろん、痛み止めの処方など、ありますが、患者さんの心に寄り添った

ケアがどこまで行われているのでしょうか。

『痛い在宅医』で出てきた医師は、患者の顔を見ても何の一言も発さずに

いたと書かれていました。

患者さんが持っている辛さを除く意味でも、患者さんのしんどさに対しても、

寄り添えることの大切さは必要だと思うんですね。

緩和ケアの症例は薬局で集めるのは難しい…病院の方がいい?

私が就職活動をしていた、三年前。

とある就職説明会で、駅前にあるビルに行った時の話です。

私が伺った薬局で言われたのは、

『Rasさんが、緩和薬物療法認定薬剤師になろうと思っているのなら、

 症例集まりやすいのは、病院だね。薬局では症例はあっても、ほんのわずか

 だからね。だから、病院でなった方が楽だよ。』

という淡々とした返事でした。

私自身は、そういう事を言われるだろうなと思っていました。

薬局が関われる緩和ケアは、本当にいよいよになった時に、携われるかどうか

という話で、薬局の店舗によったらほとんどないところが多いのが現状です。

それは、分かっていました。

でも、だからと言って、症例集めがしたいなら、病院にいけば?というような

乱暴な言い方はないのではないか。と思ってしまいました。

緩和ケアをする意味

私の周りでも癌になり、亡くなった方がいるので、わかりますが、癌性疼痛の

痛みや、痛みのコントロールが上手くいかずに、痛い思いをしながら、亡くなっていく

かた。本当に多かったです。

前に記事でも書きましたが、治療の支援を行う意味でも、薬剤師としての介入が

必要になる事があります。というか、しないといけない状況であるのにも関わらず、

ほっているのかな…とある事例で悲しくなったことがありました。

そういう事実を見聞きして、私はこれではダメだと強く感じました。

まとめ

在宅医療が今後一層、重要な立ち位置になる思うと同時に、緩和ケアを併用する

ことで、より一層の心の落ち着きが出来るようになるのではとにらんでいます。

ただ、鎮痛薬を使用する身体的な痛みを無くすのではなく、心の痛みにも対応できる

立場にありたいと思いました。

 

漢方処方について~甘草含有の物に注意を向けてください。~

こんにちわ。今日は少し気になった部分があるので書き残そうと思います。

hanamaru-life.hatenablog.com

皆さんの中でも、漢方にお世話になった方居られると思います。

『漢方は副作用が出にくい』『安全』ということがよく言われているんですが、

実際には違うんですということを記事に書いていこうと思います。

漢方で婦人薬で使われるもの、三つ。

当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸。この三つは、漢方の中でも婦人薬として

使われているものです。私の周りにも、加味逍遙散を処方された方が居られます。

これらの中で、中心的に考えられるのは、『補血作用』ということ。

漢方の考え方として、大きいのは、血が足らないことを、『血虚』と言います。

上記の三つの内、桂枝茯苓丸を除いて、当帰と芍薬補血作用を期待して

使われています。

漢方で注意すべき副作用とは

薬剤師国家試験で実際に出された問題に、『偽アルドステロン症』というもの

があります。これは漢方のほとんどに矯味作用を期待して配合されている

甘草によって引き起こされるものです。

甘草の配合割合が大きい漢方の処方であれば、副作用として出る可能性は上がります。

プラスで、二剤以上を併用すれば、さらにその可能性があがることがあります。

偽アルドステロン症って何ぞや

そもそもですが、偽アルドステロン症って何?ってなっている方が多いでしょう。

これは、甘草に含まれるグリチルリチン酸が代謝を受けて、グリチルレチン酸に

なることで、コルチゾールをコルチゾンに代謝する酵素を阻害することで、

相対的に、副腎皮質球状層で、アルドステロンの生成が上昇することで、

アルドステロンの作用がより強くなってしまうことがあります。

ソース画像を表示

特に、問題になるのは、Naイオンの貯留亢進、Kイオンの排泄亢進に伴う

高血圧、低カリウム血症、浮腫(細胞が潰れてしまう危険性があります)

があると思います。

本来なら、抗炎症作用があることから、いい生薬だと思うんですが、

こういう危険性を持っているということを知って頂きたいですね。

まとめ

漢方処方では、至るところに、甘草が含まれています。

沢山処方がされている中での甘草の含有割合が少ないなら、リスクは低いと

はいえ、そういう副作用が起こらないということにはならないので、気になることが

あれば、身近の薬剤師、または医師に相談するようにしてください。

偽アルドステロン症に限って言えば、低カリウム血症に伴う、筋肉の痛み、

筋力の低下などがあげられます。

こういう事があるということを、分かって頂けると幸いです。

漢方とはいえ、薬です。副作用が出る可能性もあります。

適切な服薬をお願い致します。よろしくお願いいたします。

できれば、漢方処方を専門でされている先生に受診されることをお勧めします。

では。

 

 

私が今思う事。

こんにちわ。

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これほどまでに、薬物乱用が多発するのは、本当に由々しき事態だなと

感じています。今までに書いている記事を掲載しています。

真面目に読んでください。 

kokkasiken.hateblo.jp

kokkasiken.hateblo.jp 

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 これら全部の記事を読んでみて、感想があれば、コメントを頂きたいです。

ということを言いたいぐらい、薬物乱用が横行している日本に対して、

危機的状況だなと凄く感じています。

地域の住民に対しても、薬物乱用のリスクをしっかり、意識させていくこと

の重要性を痛感しました。

そういう考えをする一方で、どうしてこれほどまでに、薬物乱用が横行して

しまうのか。そこを考えていきたいと思います。

乱用及び依存に至る要因

人の心のストレスが増大した。

今のコロナ禍は、多くの我慢が強いられています。

時短営業の推奨が求められ、自分の思うような経営が難しい事態に面している

そういう人もいるでしょう。

それだけではなく、仕事におけるストレスに心が耐えれなくなったということも

あると思います。

自分に自信が持てない。

悲しいですが、自分という物を持てず、持っていたとしても自信が持てないため、

いろんな事に手を出し、その中で気持ちが良くなったのが、覚醒剤大麻だった

ということも考えられます。

人間関係に亀裂が生じる。

今まで、仲良かったのに手のひらを反すように、離れて行ったり、他人の手柄を

自分の物のように言う人もいます。私も実際そういう人に対して苦慮した経験が

あります。そういう人達の言葉って本当に酷いです。

その言葉で傷つき、心の拠り所として薬物に依存していくということも

考えられます。

薬物乱用の代償。

多くの場合、乱用薬物は指定薬物を除いて、大体は、法律に基づき規制の対象に

なっています。手を出した時点で、罰せられるという事実を本当に理解しているのか

と不思議に思うほど、薬物乱用の事件が立て続けに起こっています。

これらの代償は、本当に大きいです。

特に、依存に至る経緯にもあった、人間関係の亀裂だけではなく、人間関係

そのものが破綻するということもあり得るんです。

そして、一生、精神依存や身体依存との共存が必要になってくるということです。

身体依存や精神依存に対しては、前に出した記事に書かれているので参考に

してください。

薬物依存は、大人だけの話ではない。

え?ってなった人が多いと思います。皆さんは、『夜回り先生』をご存知でしょうか。

本を読んだことがある方なら合点が行くと思いますが、水谷修先生です。

多くの子が、薬物乱用で亡くなっていることに心を痛め、今もなお癒えない傷を

抱えながら継続して夜回りをしている事実に頭が下がります。

私も本を何冊も読み、若年層の薬物乱用の実態に衝撃を受けました。

薬物の量が多くなると、依存を通り越して死に至ることもあるんだということを

若い方には知って欲しいです。

薬剤師国家試験にも出されますが、大体問題になるのは、『大人の薬物乱用・依存』

ですが『若年層の薬物乱用・依存』はないのが現状です。

試験自体が、現状に則していないと言えるなと問題を解いていて感じました。

 

薬物乱用をストップさせる事への貢献も医療関係者は担っている事を自覚して欲しい。

医師や歯科医師の先生や薬剤師の先生、他の方などの、多くの登録者がいる中で

どれだけの方が、この薬物乱用に対して真剣に考えて居られるのか?と疑問を

感じずにおれません。

私自身がなろうとしている薬剤師は、薬の危険性を知って尚且つ地域に対して

の貢献として、薬物乱用の防止に対する講演を行うことが求められています。

が、果たして講演をするだけで、乱用は止められるものでしょうか。

実際に、立て続けに事件が起こっているのを見ても明らかのように、意味を

なしていないわけです。

それなら他の手を考えていくべきではないか。と思いっています。

これが、薬物乱用の沼に溺れ、人生を台無しにしてしまった経験者の講演であれば

どうでしょうか。

薬の危険性を自分が体験しているからこそ、絶対に手を出してはいけない…

という発言の重みが違うと思うのです。

ただ、薬剤師が講演するだけなのと、比較をすれば明らかですよね。

だからこそ、薬剤師と体験者の両方の講演会を催す等、伝え方を変えていかないと

だめではないかと感じます。医師や歯科医師の先生方も、ご自身の専門だけではなく

薬物乱用や依存によって苦しまれている方への支援をして頂けるとありがたいです。

まとめ

薬物乱用する人が悪、とか、依存する人が悪。

本当にそう思っている人、多いです。私も思っていました。

ですが、実情は違います。

でも、皆さんも、そういう事にならなかったから、良かっただけで、そうなりうる

リスクも持っているんだということを、ちゃんと持っていて欲しいです。

地域の住民の命を守るのなら、より薬物乱用に対する危険性やリスクなどを

より多くの方に知って欲しいと思いました。

女性蔑視発言から見える事。

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こんばんわ。

テレビの報道で知りましたが、『女性蔑視発言』には何とも言えませんでした。

今は多くの女性が、社会に進出し、様々な職業で、男女が協力してやっている

のに、なんなんだろうと思うと同時に、時代に即した考え方ができる男性の

存在が、今の日本には必要であるということも感じました。

 

では、この発言を聞いた感想と、どうしたらそういう偏見がなくなるのか

考えていきたいと思います。

発言を聞いた感想

正直に言います。朝食中でしたが、箸が止まりました。そして、胸糞が悪く

なりました。今の日本にこんな古典的な考えを持っている方がいるとは…

衝撃的でした。

そして、直ぐに思いました。『今まで男性社会で生きて来た人には、理解

できるものではないかもしれない、でも、こういう発言をする時点で、

あり得ないと思う』

ここ最近の医学部での女子受験生に対する差別、偏見が問題になり、騒ぎになり

ましたが、医療現場も男社会であるが故に、こういう女性に対する差別があるん

だと感じました。

女性の立場の弱さ

日本における性被害は、本当に後を絶たないです。

事務員が、女子のスカートの下を盗撮する。他にもいろいろな被害を、

多くの女性が受けています。

性被害を受けても、避妊ができない、どこに相談をすればいいのかわからない。

そういう状況が普通に起こっています。

そういう状況にいる女性が多いのに、まるで全責任が女性にあるかのような

言い方をされる風潮に対して、私は怒りしか感じません。

前にも、緊急避妊薬の記事でも書きましたが、産婦人科学会の会員の医師の

発言もまさに、女性蔑視に当たる話であると思います。

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日本における性教育はまだまだ、不十分と言わないといけない部分が多いと

助産師のシオリーヌさんは言われています。

私も、保健体育の時に、最低限の話を聞いただけで、それ以上も聞かなかった

です。コンドームでさえも、大学に行って避妊具として使われていると

知ったぐらいです。そもそも、存在ですら初めて知ったというレベルでした。

こういうレベルの話は、私に限ったことではないのではと、シオリーヌさんの

動画をみて思いました。

話が飛躍しましたが、女性の性の乱れが問題だという発言と、今回問題に

なっている発言は種類は違いますが、言われていることは、女性に対する

冒涜だと思います。

なぜ、女性に対する偏見がなくならないのか?

女性への偏見、差別は、未だにあることに、何とも言えませんが、

どうしてなくならないのかと不思議に感じています。

ただ、考えられることとして、女性の社会進出を良く思わない男性の存在が

少なからず影響しているのでは?と考えています。

関係がないと思われている方もいると思いますが、結婚する時も、年齢による

偏見があるんですよね。結婚相談所を経営しているキジマさんが言われていました。

男性は自分の歳を気にすることなく、20代女性を希望する。逆に、三十代の女性は

どんなに希望しても拒否の対象になるということがあります。正直なところ、若い時

の方が妊孕性は高いのは誰でも理解できます。

しかし、私のように、お付き合いをしたことも一切ない自分のような方はいくら

でもいると思うんですね。資格を持ち、自立して働いている女性が多い中、

こういう考え方を持っている男性がいること…悲しかったですね。

 そのうえで、そういう男性の考え方の古さに、唖然としたのを覚えています。

偏見をなくすためにどうすべきか。

女性の活躍が海外では顕著です。特に、ドイツのメルケル首相の演説を聞いた

時、こういう指導者が今の世の中必要ではないかと感じました。

ただ、日本では女性の管理職がまだまだ少ない。今の内閣にも、野田さんと、

橋本さんぐらいしかいない訳です。

 女性の社会進出を阻む壁として、結婚・妊娠・出産があります。

多くの女性が、自分のキャリアと擦り合わせながら、日々を過ごしているんです。

不妊治療をされている方もいると思います。

ただ、そういう方に対する考えが未だに古いままなんですよね。

この考え方がもう古いんだということ、アップデートが必要なんだということを

声を大にして言いたいですね。

医療現場においても、子育て世代の職員に対する支援も、しっかりできること。

これがすぐに出来るのが民間病院の強みかもしれないと、実習先の病院を見て

感じました。

当事者意識=現場意識という考え方

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こんばんわ!

今回のような記事を書くと、政治的な話をするなと言われそうですが、

これは医療関係者もその他の方たちにも必要な考え方だと思います。

『当事者意識』を持つことです。

前に記事でも書いたのですが、見てくれていた人いるのかな。

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今回の上段の記事と下段の記事でも、共通しているのは、『対岸の火事

という意識しか持てていない方がいる現状を問題視していることです。

 (現場意識=当事者意識という感じで繋がる人を増やしたいですね。)

こう思うというと、意識高い系と言われます。ただ、そういう広い視野を見ずに

医療現場にいった薬剤師さんに言われたくないとも思っています。

 

では、私がなぜ、こう思うのか。見ていきたいと思います。

病院薬剤師のD先生の一言

私が大学五年の時、病院実習をした時にお世話になった指導薬剤師の

先生にD先生が居られます。前の記事でも書きましたが、その先生の

人柄といいますか、医師からの信頼の厚さを見て、凄いなと思ったものです。

しかし、そんな先生が、怒りを露わにした時がありました。

その時は、本当に怖かったです。でも、その一言で、私は、当事者意識を

持っていないと現場では必要とされないと感じました。

その一言はこちらです。

自分がどうしてこの処方箋を監査しているのか、自分が専門家としての

 知識を使って監査する意味、これをきちんと理解せずに、服薬するのは

 言語道断だ

 

薬局薬剤師の一言。

私は当時、薬局に実習に行くことに恐怖を感じていました。

精神科領域の門前であったというのも、より恐怖を増幅させたのだと

思います。

そこで出会った指導薬剤師の先生とは、仲良くなったのですが、ある

薬剤師の方とはそりが合わないところがありました。

ある時、私を含む実習生の二人に対して、就職先はどうするの?

という話になり、そこで、私は病院に行きたいと思っています。と

伝えた所、『意識高い系』と言われたのです。

正直な話、病院に行く薬剤師も一定数いるにもかかわらず、そういう私見

いいますか、偏見を持たれていることに違和感を覚えました。

医師や薬剤師、看護師といった医療関係者が相互の専門性を持ち寄って

やっていくことが求められているのに、病院薬剤師=意識高い系と

言われることに、私は、その方の薬剤師としての品格を疑いました。

確かに、意識が高いだけの人も往々にしていました。薬学部にも多い

と感じたこともありますし、実際に、私自身も反省すべき部分もあったので、

わからなくもないです。しかし、病院に就職したいと考えているということを

いう事が、意識が高いに繋がるのは、短絡的な考え方と言わざるを得ないです。

薬剤師という狭い視野だけでは、いけない。

私が当事者意識=現場意識という考え方を持つのは、あくまで、患者さんの

ために自分は何ができるかを考えることが出来ることの重要性を意識して

いるからです。収益がどうとかははっきり言って度外視しないといけない事も、

やらないといけなくなる時代がもう来ているんです。

就職活動している時に、自分の実習先の薬局が、在宅医療に対して、あまり

お金を掛けたくない、高齢者施設への配達をより進めていく方が収益が

上がるという話をされていて、結局は、経営的に損をしたくない、より

儲けに力を置きたいという視野の狭さを目の当たりにし、大変残念に

思いました。

在宅医療こそ、当事者意識が必要な分野

在宅医療が典型例ですよね。私が岡山にいた時に、在宅関係のシンポジウムが

あり、そこで、小澤竹俊先生の講演を聞きました。

その先生が言われていた一言の中に、患者さんの気持ちに寄り添うという事

が難しいけど、患者さんがそう思うのはなぜなのか、深い傾聴が出来る事

が求められているということ。

これこそ、『当事者意識』がなければ難しい話です。自分だったらどうか?

この視点抜きに、話を進めることに意味があるのでしょうか。

自分の最期がどうであるのがいいのか、その人の生涯に対して、目を向け

適切なコミュニケーションが取れることが大事なのではないかと思います。

まとめ

薬剤師になるための勉強も必要ですし、それは確かに分かります。

ただ、狭い視野の中で、勉強する意味があるのかなということも私の内に

ありました。それなら、より一層、当事者意識=現場意識のある人が多く

なり、気づきを得て貰えることがより大事なのではないかと感じました。

記事にも書きましたが、今起こっている世界情勢は決して、

対岸の火事』ではないんですね。そのことに、気づいていないことによる

損益を考えるのなら、なおのこと、当事者意識をしっかり持っていて欲しいと

思います。

 

 

感謝する側だけではなくされる側における感謝の重要性。

こんにちわ。

医療関係者の方は現場で患者さんから感謝されることが多いと思います。

でも、感謝されることに当たり前になっていませんか?

私は、自分のブログに読者登録をして下さっているヒノ先生の記事を読んで、

感謝する重要性に気づかされました。 

記事を引用させて頂きます、すみません。

wtr-volley0403.hatenablog.com

では、なぜ、私がこういう事を考えているのか、一つずつ考えていきます。

弟の発言を聞き、あまりにも衝撃を受けた。

私の弟は医師をしています。とある医療機関で働く専攻医ですが、

一度、実家に帰省している時、衝撃的な一言を発しました。

『救急受診するなら、電話してから来てほしい。診れるもの、診れないもの

 あるんだからさ。』

この一言を聞き、正直なところ、唖然としました。

あまりにも驕りが見える言い方をしていたため、私は、どういうつもりなのか

と感じました。診れる、診れない以前の話ではないかとも感じました。

もちろん、患者さんにも落ち度はあると思います。でも、どうしても、

我慢できなかったから、救急受診をしているわけです。

これが救急車で搬送されてきた患者さんだったら、そんなこと言えますか?

患者さんがまだ、自分の足で来られる方だったから、余計そう思ったんだろうけど、

それって、医師として失格ではないか?と思いました。

この発言を聞き、診てやっているという意識と、そういう一言を発する根本には

『感謝されることに慣れてしまっている』事にあると痛感しました。

医療現場においての感謝が出来ていない実態

病院でも、薬局でもそうですが、事務員さんや清掃員さんが居られますよね。

そういう縁の下の力持ちの方が医師や薬剤師、看護師の仕事の補助をされていた

り、清掃など環境の整備などをしてくださっているんだという

意識が薄れているのかなと感じることが、大学時代の実習の時に遭遇しました。

もちろん、そういう方が居られることによって仕事が円滑に回っているわけで、

自分たちだけで現場が回っているわけではないのです。

そこに意識が向いていない方に対して、私は違和感以外感じられなかったです。

患者さんの弱みでお金儲けをしているんだ…大学時代の教員の言葉

私は薬学部の学生の時、ある教員の講義の時、上記の一言を言われました。

確かに、その通りですよね。

医療現場は、患者さんが病気になっている事で、それを改善するために、

治療を受ける場である。患者さんは保険を使って負担金を支払う。

医療機関は、患者さんからの負担金だけではなく、

それ以外の七割を保険者に請求して、お金を受け取っている。

でも、それって、『患者さんの弱みでお金儲けしていることにならないかい』

そう言われた後に、現場は患者さんありきな部分もある、だからこそ、

患者さんからの感謝よりも、現場の人間として、患者さんや周りに

対しても、感謝しないといけないんだ…ということを言われました。

 

感謝されることに慣れてはいけない。

先ほどの教員の一言を聞いた時、薬剤師としての活躍以外頭になかった私は

自分の頭を金づちで殴られたような衝撃を受けました。

そして、患者さんからどれだけ感謝されたとしても、それに対して驕るような

態度や言動は慎まないといけないのではないか、と強く思いました。

よく、薬局のホームページで薬剤師の方たちのコメントを出している事がありますが

そのコメントを読んでいても、患者さんからの感謝にしか、意識が向いていない

患者さんへの感謝に対して、意識を向けれている人っていないんだな…と

残念に思ったものです。

だからこそ、私はそういう方たちを反面教師として、自分はそういう事にならない

ようにしたいと思っています。

 

まとめ

自分の中でも、『なんで…~。』と思う事、しばしばあります。

でも、そう思う時点で驕りが出てきているわけだと思い直すようにしています。

医師や歯科医師の方に、読者登録して頂いているので、こういうことを言うのは

反論がありそうですが、『患者さんからの感謝を受けることに慣れて欲しくない』

と思います。そうではなく、患者さんや周りに対しても感謝することを忘れないで

欲しいと思います。