薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

医師や看護士といかにチームを組むのがいいのか…~私が将来計画していること~

おはようございます。

医大生の方だけではなく、歯科医師理学療法士の先生方にも登録していただいているということの意味を重く受け止めております。

薬剤師の卵として、医師や看護士の方だけではなく、他の医療現場の方たちとつながる意味はかなり大きいものがあります。

特に現在における薬剤師の失態は目に余るものが多く、薬剤師は何をしてんの…と現場で診療をされている医師や歯科医師の先生は呆れているのではないかと思います。

記事でも書きましたが、薬剤師の中でも医師から信頼を勝ち取り、現場における責任者として勤務されている先生も中にはいます。私はそんな薬剤師こそ、これからあるべき形ではないかと思います。そのうえで、医師や看護士と如何に薬剤師がチームとしてやっていくのがいいのかを考えてみたいと思います。

チーム医療に関わる専門家の役割

出典:チーム医療での専門家の役割 | がんを治療する | がんを学ぶ

特に、私が将来かかわっていきたいと考えている緩和ケアを例にとって考えてみたいと思います。

多くの場合、患者さんは医師からの診断・告知や看護士からは、入院期間における様々な生活援助を受けます。そのような中で薬剤師が入る隙間は実はないのかな…と思いますが、実はあります。

それは、医師や看護士にすら言えない部分を薬剤師に話す可能性があるということ。例えば、「先生には、痛いって言えない。」「看護士さんを呼び出すのに抵抗がある」など。実際に、痛みに一人耐えている患者さんも存在するということをある看護士さんの一言で気づかされました。

特にがんの場合、遠隔転移やリンパ節転移がなければ、切除して終わりかもしれません(実際には抗がん剤を使うこともある…)。

しかし、転移があった場合、なおらない現実と、痛みとの戦いになるということを踏まえると悲しいですが、上記の言葉を言われる患者さんが出てくるようになってしまうのです。

このような事を医師や他の医療従事者が読者になっていることをいうといわれそうですが、患者さんの心は医療者が思っている以上に深刻さが増しているということです。しかし、それを言えない、とこぼされる方がいるのも事実なんです。

では、薬剤師がどのように対応するのがいいのか。これは、学生の立場ですが、以下のように考えるのがいいのではないかと思います。

医師や看護士に言えないことでも自由に話ができる雰囲気を持つこと、そして必要とあれば、医師への提言や忠告はもちろんのこと、看護士へは、生活上における必要事項の確認など、患者さんと医療者との懸け橋になることが大事であると思います。

確かに、薬物治療の専門家としての立ち位置はより確固たるものにしていかないといけませんが、それだけに固執するのは医療者としていかがなものかとも感じています。

薬剤師になるということは、それなりの知識・技能はもちろんですが、他の医療者との関わりも含めてしっかり考えるべきではないかとも思っています。

将来計画していることのほんの一部ですが、それができる医療者になることが人のために貢献する第一歩であると感じています。

では。