効率よく勉強を進めるために必要なこと。~勉強の仕方編~
こんにちわ。毎日暑い、だるい、しんどいの三拍子で嫌になる時期が近付いてきているのを感じますが、どうでしょうか。
模試の結果もかえって来て、結果をまじまじ見て思ったこと。
「基礎的な部分での失点が多い…なんで?」
こんなことを卒延の今気づくことではないかもしれませんし、本来なら去年のこの時期で気づかないといけないことでした。それを今になって…です。
ここで思ったこと。それは、苦手意識が払拭しきれていない部分が多くの場合、存在していることだということ。
特に、物化生は基礎の基礎で、多くの科目の土台になる大事な科目です。この部分があやふやのままでは厳しいということです。
今の時期の模試は過去問ベースで作られているため、過去問という基礎の土台を繰り返し理解することが大事であるということ。これを模試を受けることで理解できるといえます。
今回の103回の薬剤師国家試験において、基礎科目が難しかったという声を多く聞きました。どういう問題が出されていたのか…。
分子間相互作用と、それが支配的に働く現象の組合せとして正しいのはどれ
か。2つ選べ。
分子間相互作用現象
1 静電的相互作用水中で非イオン性界面活性剤はミセルを形成する。
2 イオン︲双極子相互作用水中でイオンは水和イオンとして存在する。
3 分散力n︲ヘキサンの沸点はメタンの沸点よりも高い。
4 水素結合
塩化ナトリウムの飽和水溶液から塩化ナトリウム結
晶が形成される。
5 疎水性相互作用DNA 中のアデニン︲チミン間に塩基対が形成される。
出典:厚生労働省のPDFより(見にくい部分はすみません)
上の問題を見てまずみなさんならどのように解かれますか?
分子間相互作用・イオンと双極子相互作用・分散力・水素結合・疎水結合…などといった問題が出されているわけです。それぞれをわかっていることが求められるわけですが、全部理解するなんて無理です。
…じゃあ、どうすればいいのか。
私は、自分の中でイメージを作るようにしています。特にわかりやすいのが、水素結合。「水和」という言葉から見て、水と親和が取れているわけですからわかりやすい例になっています。その部分に電気的勾配が存在している。…という風に、自分なりの理解を持たせることができると勉強しやすくなります。
特に、物理・化学が嫌いという方に限ってこういう部分、後回しにしてしまっているのではないかと思います。基礎の基礎を点数にしていく。それが、苦手意識を払拭する一歩になると思います。
私の中で、大切にしているのは、理解できない部分がどこなのか。理解することができたら問題が解けること。これを前提にしていることです。
模試の結果が張り出されているため、そこから見えてくるのが、事象を理解することに徹した人と暗記に頼りすぎた人とでは成績に差が存在してくるということです。
今の時期のように、基礎的な部分の勉強ができるのはもうないです。問題を繰り返し解くことが要領よく勉強する上では必要なことになると思います。
最後にたかぴすさんのように、周りにいい刺激を与えることや、人のために行動できる人を私は尊敬しています。このブログも、私と同じ苦境に立たされている方の力になれればいいなと思います。
では、またお会いしましょう。