薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

私が考える「感染症」そのものの、認識

こんばんわ。

 

感染症において少しばかり、私なりの考えを書き残そうと思います。

 

そもそもですが、私は自分が幼少期、薬を飲みませんでした。

 

これは、私の父が、

子供は免疫系を鍛えるのが一番なんだ、必要以上に薬を使わない。

きちんと食欲があれば、ご飯を食べて寝ていれば、治る

 

という考え方であったからです。

 

そのため、幼い頃は、どんなにしんどくても、投薬はされませんでした。

 

当時は、早く楽になりたい。

薬欲しい。

 

そう思う気持ちが強かったですが、父は、『しんどいなら寝ろ。』の一点張り。

 

心なしか、恨みを感じたこともありました。

 

でも、今感じることがあります。

 

それは、感染症において、自分の免疫系の強さを体感することが多くなったのも

ありますが、それ以前に、父が正しい治療法を私に「荒療治」さながら教えて

くれたんだと思うようになったのです。

 

そもそもですが、風邪に抗菌薬を出される医師の方が多いです。

でも、その薬が本当にいる薬なのかと、学生時代の実習で感じたことが

ありました。

 

正解は、不要な薬だということを言いたいです。

 

私がなぜ、そう思うのかですが、これは、風邪そのものがウイルス感染に

伴うものだからです。

 

細菌性の感染症であれば、まず、細菌に対する検査所見が必要になります。

検査で出てこない細菌(マイコプラズマなど細胞壁を持たない細菌)もあるので

注意は必要です。

 

ただ、基本的には、

風邪でも、長引くものであったり、鼻水が黄色になっていたりして、膿性が

疑われる場合に、薬を出すのが普通ですよね。

 

そういう考え方を持っているせいか、他の薬剤師さんにどうなのかと

聞いても歯切れが悪い返事しか返ってこなかったですね…。

みなさん、揃って『ん~、でもねー、先生はいると思って出されているんだと思う

という返事でした。

 

 処方を出した医師に対して、疑義照会することもなく、「前にも同じ処方を受けて

それでお願いします』って言われたから。」と返事をされたこともありました。

 

このような返事を聞き、私は『薬学教育を受けている薬剤師さんなのに…』と残念な

気持ちになりました。

 

でも、こういう考え方が耐性菌を作り出す考え方なのではないかなと感じるんです。

そもそも、なぜ薬剤耐性の緑膿菌なんかが出来てしまったんでしょうか。

 

それは一度考えてみればわかると思います。

 

必要な薬なのか、どうなのかといった考え方を持つことは大事だと思います

その抗生剤が果たして、治療効果を発揮できているのか…という視点も、重要な

考え方だし、そういう考え方を持つ薬剤師にならないと…と思います。

 

今のコロナ禍においても、陽性者云々といろいろ言われますが、

無症状者がいるのも事実です。

 

そもそも、なぜ、無症状者がいるか、考えたことありますか?

私は、この方たちは、ご自身の免疫機能が強いのだなと感じています。

 

免疫機能がしっかり働いている、抵抗力があると言って過言ではないと

思います。自分の力で戦えているわけですから。

 

でも、コロナに対して、必要以上に警戒心を持たないといけないように

なっています。心情的にわかるものの、前の記事に書いたように、

酷い言われようや差別を受ける方がいることも忘れてはいけないと思います。

 

この現状を如何に、考えることが正しいのか、正解はないと思います。

でも、ご自身の免疫機能を弱めることをしなければ大丈夫だと思います。

 

日々の食事、睡眠、運動、手洗い、歯磨き…

できることをしっかりして予防に努めることが先決だと思います。

 

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kokkasiken.hateblo.jp