未だにある『マタハラ』の現実。
おはようございます!
今日は、昨日見たある記事の件で書き残したいことがあります。
これについて、どう思いますか。
正直、内容を見て感じたことを言わせてもらうと、許される話ですかねって
気持ちになりました。
そもそも、医療関係者でも、女性の割合が多くなってきていて、医学部の
入学試験の問題もありましたが、妊娠・出産というある種の壁がある女性でも
必死に働いていこうとする気持ちすらも、壊してしまいかねない話だと
思います。
それに、今回の記事に出てくる方は、仕事が要因で、『切迫流産』をされている
わけです。本来なら、一番安静にしていないといけない時期に、立ち仕事などの
重労働をさせられたわけです。
子どもを持つことが叶わない人がまた一人でてきてしまった…。
そう思いました。
薬剤師に関わらず、今の医療関係者の職場は、どちらかというと男性社会な部分が
大きく、女性が社会でそれなりの立場になるのが、難しいのが現状です。
それは他の職場でも同じようなことが起こっていると思います。
特に、記事の中に出てくる上司の場合、
でも、必死にしがみつき、頑張って居られる方であったため、
実際に上司になっているためか『自分の時はそんなことなかった』という発言をさせてしまうんだと思いました。
悲しいですが、そういう社会的背景もわかっていないと
根底にあるものを見ることができなくなります。
法律に、男女機会均等法ってあります。
女性の社会進出がきっかけで、男性も女性も、同じように機会を与えていこうという
方向性から作られたものです。
しかし、その機会すら、妊娠していれば与えられない、もしくは、
嫌味の対象になるのでしょうか。
なんのための『機会均等』なのか…。今回の記事を見て、私は怒りを感じずにいられませんでした。
マタニティーハラスメントを防止することはもちろんですが、ハラスメントをさせない環境を作ることがまず、大事ではないかと思います。
ハラスメントをさせない環境にするために私なら以下の事を考えます。
・妊娠、出産を特別視しない。
・自分の時の妊娠、出産と比較しない。
(個人個人でつわりの重さも異なります。)
・安心して休める環境を作る。
・声のかけ方を気を付ける。
(提案型の声掛けをする。嫌味を言わない。) など。
あげればキリがないですが、こういう心遣いが出来る心の余裕を持たせることができる
かどうかも、必要だと思います。
就職する前に、行われる企業説明会では、言われないことですが、こういう部分も、
きちんと気遣いが出来る会社なのか、そうでないのかを見極めることも大事だと
思いました。