短期記憶から長期記憶に結びつけるために…
こんばんわ。
冬休みに入り、予備校の総復習問題の解き直しと、青本の確認と、青問をする範囲の選定をしながら、勉強をしています。
そもそもですが、記憶を頭に残すために、必要な事なんでしょうか。
それは、『日々の繰り返し』だけではなく、
アウトプットの量を増やすということです。
前に見たブログの記事でも書かれていましたが、
無駄を省く意味でも効率的にしていくことが必要ですが、
この短期記憶から長期記憶にするためには、かなり労力が掛かるということ
をご存じでしょうか。
国家試験を受けてきた方なら、分かる部分があると思います。
勉強しても勉強しても忘れる、問題が解けない…。このサイクルであったと思います。
でも、気が付いたら記憶が定着していたこと、なかったですか?
それは、『繰り返し勉強していたから』です。
人間の頭の中には、記憶の管理を司る海馬という器官が大脳辺縁系に存在しています。
ただし、記憶の管理とはいえ、海馬で管理されているのは、『短期記憶』です。
何もしなければ、忘れるのは、海馬が『この情報、大事じゃない…』と言って、
捨ててしまっているからです。
本当に必要な物であれば、海馬から連合野に向かい、そこで『長期記憶』になります。
この『長期記憶』にするためには、いろんな器官を使って定着させるのですが、
特に私が重要視しているのは、手を使って書くという行為。
書くという行為で頭に刺激を与え、自分が今書いていることが大事なことなんだ
という意識を向かわせる意味でも大事な行為です。
他にも、発声したり…という方法がありますね。
予備校でも講義でメモを徹底して取るだけでは足りないのが現状です。
先生が言われている事項の関連事項まで、書き出せるか?
講義の内容を思い出せるかどうかも結構大切です。
手を使って、書くという行為は結構時間を使うので、
嫌がられることが多いですが、この行為をしながら考えながらメモを取るというだけで、頭を使うことができます。
しかし、講義を聞いた後(インプット)の後の復習(アウトプット)に
必要な事が、あります。出来なかった問題をまず、やり直すことです。
私も実感していますが、『できた問題より出来なかった問題の方が、気になりやすい』
です。
どこを間違えたのかをまず確認して、そこの部分のインプットのし直しを
キチンと行うことで、記憶容量が多少少なくても、点を伸ばすことができます。
ただ、あまりにも忘れすぎていて科目のわずかながらしか取れていないこともあると
思います。
そういう時は、全部を直そうとせず、正答率が高い=みんなが取れる問題だけを選定してやり直す方法がいいです。
もちろん、やり直す時には必ず隣に、私なら青本を横に置き、知識の抜け漏れがあればすぐに見返すことが出来るようにしておくことも、ポイントです。
もちろん、これは問題集を解いた後でも、必要な事項ですから、気をつけてください。
もうそんなことしているって思っている方も居られると思いますが、ただ、書くだけではなく頭を使ったインプット、アウトプットは大事だと思います。
前に記事でも書いたんですが、日頃から医師の処方意図を理解できるようにインプットとアウトプットを繰り返しておくことの重要性がわかると思います。
一度、一読してみて頂けると嬉しいです。
記憶力が乏しいと思っている人は、私を含めて、
『繰り返す、確認する』ということが癖づけられていない又は不十分であると
認識したうえで、インプットとアウトプットを交互にできることが大切である
と思います。
以上です。