薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

知識と身の回りの情報の繋ぎ合わせの継続

こんばんわ。

 

日々寒さが強まっている中、感染症対策や自分で治せる体づくりをより推奨すべき

時期が来ているのではないかと感じています。

 

では、今回の題名『知識と身の回りの情報との繋ぎ合わせ』について。

私が記事で、報道の記事を基にいろいろな情報と自身の知識を織り交ぜて書いている

ことに気づいている人も多いと思います。

 

そもそもですが、ただ単に知識を身に着けることは結構窮屈なんですね。

頭を動かして知識の整理はもちろんしないとだめですが、ただ、詰め込むだけでは

頭に入らないことも多いです。

 

特に同じように薬剤師国家試験を受けようとしている方や、同じように国家試験を

受けようとしている方も感じていることでしょうが、ただ単に詰め込んだ知識って

使い物になりません。

 

それは、『頭も使っていない』から。当たり前です。

知識を繋げる事をせず、点だけで解けるほど、そんな簡単な試験ではないです。

じゃあ、どうしたらいいのか?それは、今自分が勉強していることと、時事ネタ

特に報道で伝えられる情報を繋げることです。

 

前に、そのことを強く意識した記事を書いていたので、見てみてください。 

kokkasiken.hateblo.jp

この記事では、薬機法の製造業での規定違反であるということが結論ですが、

法規で過去問を解いて、知識があっても、実際の情報と知識が繋がった人は

少ないと思います。私は、この記事を書いている時に、自分の勉強している

知識が瞬間的に繋がることが、実際に問題を解く時の助けになるということを

物凄く感じました。こう実感できたのも、知識と情報が線としてつながったからです。

 

実際の現場で何が起こっているのか、国浪生には見えてこないことも多いです。

しかし、自分から目を向けて行かない限り、ずっと見えてこないです。

 

そもそも、予備校で伝えられる知識は、問題が最低限解けるだけの知識でしかなく、

その知識を本当の意味で、使える知識にするためには、一人一人の知識を繋げる

意識を持つ努力を継続することが重要なんだということの認識が必要です。

 

じゃあ、自分から目を向けるってどうしたらいいのか?

そういう疑問を持っているかたも居られると思います。

 

私の場合は、以下の事に注意して、情報に目を向けるようにしています。

  1. この情報がどういう点でだめなのかということをまず認識する。
  2. この情報がどういう知識に繋がるのかを考える。
  3. 情報と知識が繋がっているかを確認する。
  4. 知識と知識のつながりにも意識を向けるようにする。 

最後の『 知識と知識のつながりにも意識を向けるようにする』は、なかなか

難しい作業です。ですが、前回の記事で書いたものに出てきた『イトラコナゾール』は

薬剤であれば、ADMEの中の『吸収』と『代謝』で大変重要な役回りをします。

そして、薬理では、薬物代謝酵素のCYP3A4と同じ酵素であるC-14脱メチル化酵素

阻害するということがわかるといった感じで、他の科目との知識の横断ができることが

求められています。

 

そして、こういう考え方ができないといけないのは、『薬剤師には診療科の壁はない

ということをはっきりと認識できているかどうかが見られているということも、

理由としてあげられるのではないか。と思っています。

 

知識があるだけで、受かればなんの苦労もありません。

でも、それだけでは受からないという現実があるんです。

 

それなら、実際の情報と知識を繋げる練習を普段からしていれば、自分の中に、

当事者意識を持たせることができ、いろんなことが見えるようになって、視界が

良好になってくると思います。特にこの当事者意識の醸成ができるか否かで、

成績の上り幅が異なるのだということを物凄く実感しています。

 

そんなことできない…と思う方多いと思います。ですが、この際はっきり言います。

そこで自分で工夫できないというのは諦めているのと同じことです。

自分で工夫する努力をしていってください。そして、共に栄冠を勝ち取りませんか。