薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

この現実をどう見ますか?

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こんばんわ。

今日は、勉強もだいぶ知識の繋がりが意識的にできるようになり、今後は

その知識を如何に正しく、正確に、早く引き出せるかを考えながら、

勉強を続けていければいいなと思います。

 

今日は今回の記事を見て、思った事。

はっきり言って、何を考えているのだ?ということを思いました。

そもそも、看護学生の看護実習、薬学生の実務実習、医学生の臨床実習と

それぞれの学生たちが、決まった学年の時に、行う実習があります。

 

今回のように学徒動員ということが、どういうことを意味しているのか

今回の場合だと、看護学部の教員や大学院生などを現場で働かせようとしている

ということです。国家試験を受験した後の大学院生であれば、資格をもってそのまま

現場で働くということを考えれば、特に問題がないように思います。

 

ただ、大学生でなくても、大学院生ですから、資格があるとはいえ、学生という身分

であることに変わりはないわけです。

 

そのような学生という身分の方たちが、実戦力として使えるのか?ということを

考えた時、私は新人で入ってすぐに体が動くわけがない…と感じました。

 

確かに、現場に人手が足らないから、学生を使ってなんとか乗り切りたいと

思う現場の気持ちもわからなくないです。私がもし、経営者であれば、同じことを

一瞬は脳裏に浮かぶと思います。でも、しないと思います。

それをするなら、人件費を削減することなく、給与が上がるように経営努力を

すると思います。今、コロナで多くの医療機関が人件費をカットするなど、働く人

の給与減少が多いですが、どれだけの経営努力をされたのかなと疑問視したくなります。

 

中には、経営努力を限界までやって、それでもだめで、人件費削減に踏み切った医療

機関があるかもしれません。そのような医療機関なら、コロナが終わった時も、

元に戻すための努力も惜しまないと思います。

 

ただ、そういう努力もせずに、人件費を削減している医療機関が多いと思います。

そういう努力をせず、ただ人材が不足しているからということで、学生特に今回は

看護の大学院生や教員を現場で動かそうとしているという目論見が見えてきます。

 

今回の記事を読んでみてふと、ある一言を思い出した。

それは、私の大学の研究室の教授が言われていた言葉です。

『現場がどういう状況かをしっているのは、自分たち。だけど、国がきちんと

 動かないのは、その上がってきた情報をきちんと公正に読み解けていないから』

東大薬学部卒の秀才の女性の先生で、私はこの先生が本当にいろんなことに的を射た

発言をしていると感じていましたが、今回それをはっきり感じました。

卒業論文でもそうです。

実験をして結果がでたら、もちろん、実験データは全て正確に記載します。

そのうえで、本当に、これでいいのかをしっかり吟味して、だめなら、やり直すと

いうことを行います。

参考にする論文に対しても、しっかり吟味する姿勢というのは、実習が正規課程に

組み込まれている学部の方ならわかる話しです。でも、そういう公正な判断が

今回のコロナ禍ではされていなかったということが事実なのかもしれないと

感じました。

 

ただ、そういう実情に対して、どのように考えていくべきなのだろう…と

感じました。