薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

私が一番思う事。

こんばんわ。

今日は思うことがあり、二度、記事を書きます。

 

これは皆さんも一緒だと思いますが、人の本質を理解できている方は少ないと

思います。大抵の人は、表面でしか理解できていないのではないかと思います。

それを強く思ったのは、二年前の予備校で出会った同期の方と知り合ってから

です。

 

彼女は私と同じ兵庫県の出身で、県内の大学を卒業していました。

私が、自分の事を馬鹿だというと、『自分で馬鹿なんていうな、出来ることが

あるやろ。』と怒られました。

ただ、いつもそういう事を言ってくれるので、私は、本当にいいのかなと思い、

彼女に聞いたことがあります。『こんな馬鹿と一緒にいて、嫌じゃない?』

 

…………

 

しばらく、空白の時間がありました。が、次に口を開いた彼女の発言に

私は、大変嬉しくそして、自分をこれ以上貶めるのはやめようと思いました。

『あんたが、ろくに努力もせん、ただの馬鹿なら、とっくにほっている。

 でも、自分なりに努力をしているという現実を見ているから、助けてあげたい

 し、一緒に頑張りたいと思う。』

これが実際に言われた言葉です。いかがでしょうか。

 

人の内面を理解して、言葉で伝えられるというのは、なかなかできるものではない

と思います。それができるというのは、常に人を観察し、その人の性格、人間性

理解できることに繋がると思います。

 

正直、『』の発言を聞いた時、本当は、かなり驚いていました。

まさか、彼女から、そんな言葉を聞くとは…衝撃を受けていると、彼女はこう続けまし

た。

 

『努力し続ける気持ち、真面目さ、その全てを、貴方は持っている。私は、そこを

 評価しているし、本当に尊敬している』

 

この一言を聞くまで、彼女が本当の意味で、人の本質を理解しているとは思いません

でした。実際に、この一言が出たということは、実際に思っていたんだと感じました。

 

いろいろ書きましたが、患者さんに対する話し方一つとっても、その人のバックボーン

まで、理解した上で話をしないといけないわけです。結論を言えば、その人自身の

本質を理解していないといけないわけです。

ただ、この本質を理解しているかどうかというのは、その人の悩みや苦しみ、その人

の大変さ、そして、その人の思いなどを実際に言われなくても、理解しないといけない

と感じました。

 

医師も薬剤師も、患者さん相手の職です。患者さん一人一人違っている、思いも

バラバラであるということを考えれば、なおの事、人の本質に意識を向けていく

努力がより一層大切になるのではないかと思います。

 

人の本質を理解するには、しなくてもいい苦労があるだろうし、いらない労力も

あると思います。ただ、相互理解を求めるのなら、本質を理解した上での相互理解

こそが、今の現場で求められていると思います。