薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

感謝する側だけではなくされる側における感謝の重要性。

こんにちわ。

医療関係者の方は現場で患者さんから感謝されることが多いと思います。

でも、感謝されることに当たり前になっていませんか?

私は、自分のブログに読者登録をして下さっているヒノ先生の記事を読んで、

感謝する重要性に気づかされました。 

記事を引用させて頂きます、すみません。

wtr-volley0403.hatenablog.com

では、なぜ、私がこういう事を考えているのか、一つずつ考えていきます。

弟の発言を聞き、あまりにも衝撃を受けた。

私の弟は医師をしています。とある医療機関で働く専攻医ですが、

一度、実家に帰省している時、衝撃的な一言を発しました。

『救急受診するなら、電話してから来てほしい。診れるもの、診れないもの

 あるんだからさ。』

この一言を聞き、正直なところ、唖然としました。

あまりにも驕りが見える言い方をしていたため、私は、どういうつもりなのか

と感じました。診れる、診れない以前の話ではないかとも感じました。

もちろん、患者さんにも落ち度はあると思います。でも、どうしても、

我慢できなかったから、救急受診をしているわけです。

これが救急車で搬送されてきた患者さんだったら、そんなこと言えますか?

患者さんがまだ、自分の足で来られる方だったから、余計そう思ったんだろうけど、

それって、医師として失格ではないか?と思いました。

この発言を聞き、診てやっているという意識と、そういう一言を発する根本には

『感謝されることに慣れてしまっている』事にあると痛感しました。

医療現場においての感謝が出来ていない実態

病院でも、薬局でもそうですが、事務員さんや清掃員さんが居られますよね。

そういう縁の下の力持ちの方が医師や薬剤師、看護師の仕事の補助をされていた

り、清掃など環境の整備などをしてくださっているんだという

意識が薄れているのかなと感じることが、大学時代の実習の時に遭遇しました。

もちろん、そういう方が居られることによって仕事が円滑に回っているわけで、

自分たちだけで現場が回っているわけではないのです。

そこに意識が向いていない方に対して、私は違和感以外感じられなかったです。

患者さんの弱みでお金儲けをしているんだ…大学時代の教員の言葉

私は薬学部の学生の時、ある教員の講義の時、上記の一言を言われました。

確かに、その通りですよね。

医療現場は、患者さんが病気になっている事で、それを改善するために、

治療を受ける場である。患者さんは保険を使って負担金を支払う。

医療機関は、患者さんからの負担金だけではなく、

それ以外の七割を保険者に請求して、お金を受け取っている。

でも、それって、『患者さんの弱みでお金儲けしていることにならないかい』

そう言われた後に、現場は患者さんありきな部分もある、だからこそ、

患者さんからの感謝よりも、現場の人間として、患者さんや周りに

対しても、感謝しないといけないんだ…ということを言われました。

 

感謝されることに慣れてはいけない。

先ほどの教員の一言を聞いた時、薬剤師としての活躍以外頭になかった私は

自分の頭を金づちで殴られたような衝撃を受けました。

そして、患者さんからどれだけ感謝されたとしても、それに対して驕るような

態度や言動は慎まないといけないのではないか、と強く思いました。

よく、薬局のホームページで薬剤師の方たちのコメントを出している事がありますが

そのコメントを読んでいても、患者さんからの感謝にしか、意識が向いていない

患者さんへの感謝に対して、意識を向けれている人っていないんだな…と

残念に思ったものです。

だからこそ、私はそういう方たちを反面教師として、自分はそういう事にならない

ようにしたいと思っています。

 

まとめ

自分の中でも、『なんで…~。』と思う事、しばしばあります。

でも、そう思う時点で驕りが出てきているわけだと思い直すようにしています。

医師や歯科医師の方に、読者登録して頂いているので、こういうことを言うのは

反論がありそうですが、『患者さんからの感謝を受けることに慣れて欲しくない』

と思います。そうではなく、患者さんや周りに対しても感謝することを忘れないで

欲しいと思います。