薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

女性蔑視発言から見える事。

www.msn.com

こんばんわ。

テレビの報道で知りましたが、『女性蔑視発言』には何とも言えませんでした。

今は多くの女性が、社会に進出し、様々な職業で、男女が協力してやっている

のに、なんなんだろうと思うと同時に、時代に即した考え方ができる男性の

存在が、今の日本には必要であるということも感じました。

 

では、この発言を聞いた感想と、どうしたらそういう偏見がなくなるのか

考えていきたいと思います。

発言を聞いた感想

正直に言います。朝食中でしたが、箸が止まりました。そして、胸糞が悪く

なりました。今の日本にこんな古典的な考えを持っている方がいるとは…

衝撃的でした。

そして、直ぐに思いました。『今まで男性社会で生きて来た人には、理解

できるものではないかもしれない、でも、こういう発言をする時点で、

あり得ないと思う』

ここ最近の医学部での女子受験生に対する差別、偏見が問題になり、騒ぎになり

ましたが、医療現場も男社会であるが故に、こういう女性に対する差別があるん

だと感じました。

女性の立場の弱さ

日本における性被害は、本当に後を絶たないです。

事務員が、女子のスカートの下を盗撮する。他にもいろいろな被害を、

多くの女性が受けています。

性被害を受けても、避妊ができない、どこに相談をすればいいのかわからない。

そういう状況が普通に起こっています。

そういう状況にいる女性が多いのに、まるで全責任が女性にあるかのような

言い方をされる風潮に対して、私は怒りしか感じません。

前にも、緊急避妊薬の記事でも書きましたが、産婦人科学会の会員の医師の

発言もまさに、女性蔑視に当たる話であると思います。

kokkasiken.hateblo.jp

日本における性教育はまだまだ、不十分と言わないといけない部分が多いと

助産師のシオリーヌさんは言われています。

私も、保健体育の時に、最低限の話を聞いただけで、それ以上も聞かなかった

です。コンドームでさえも、大学に行って避妊具として使われていると

知ったぐらいです。そもそも、存在ですら初めて知ったというレベルでした。

こういうレベルの話は、私に限ったことではないのではと、シオリーヌさんの

動画をみて思いました。

話が飛躍しましたが、女性の性の乱れが問題だという発言と、今回問題に

なっている発言は種類は違いますが、言われていることは、女性に対する

冒涜だと思います。

なぜ、女性に対する偏見がなくならないのか?

女性への偏見、差別は、未だにあることに、何とも言えませんが、

どうしてなくならないのかと不思議に感じています。

ただ、考えられることとして、女性の社会進出を良く思わない男性の存在が

少なからず影響しているのでは?と考えています。

関係がないと思われている方もいると思いますが、結婚する時も、年齢による

偏見があるんですよね。結婚相談所を経営しているキジマさんが言われていました。

男性は自分の歳を気にすることなく、20代女性を希望する。逆に、三十代の女性は

どんなに希望しても拒否の対象になるということがあります。正直なところ、若い時

の方が妊孕性は高いのは誰でも理解できます。

しかし、私のように、お付き合いをしたことも一切ない自分のような方はいくら

でもいると思うんですね。資格を持ち、自立して働いている女性が多い中、

こういう考え方を持っている男性がいること…悲しかったですね。

 そのうえで、そういう男性の考え方の古さに、唖然としたのを覚えています。

偏見をなくすためにどうすべきか。

女性の活躍が海外では顕著です。特に、ドイツのメルケル首相の演説を聞いた

時、こういう指導者が今の世の中必要ではないかと感じました。

ただ、日本では女性の管理職がまだまだ少ない。今の内閣にも、野田さんと、

橋本さんぐらいしかいない訳です。

 女性の社会進出を阻む壁として、結婚・妊娠・出産があります。

多くの女性が、自分のキャリアと擦り合わせながら、日々を過ごしているんです。

不妊治療をされている方もいると思います。

ただ、そういう方に対する考えが未だに古いままなんですよね。

この考え方がもう古いんだということ、アップデートが必要なんだということを

声を大にして言いたいですね。

医療現場においても、子育て世代の職員に対する支援も、しっかりできること。

これがすぐに出来るのが民間病院の強みかもしれないと、実習先の病院を見て

感じました。