薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

性被害と性感染症…何が大切なのかな…

こんにちは。

私は薬学部に通っている間、人と交際はしてきませんでした。

勉強以外に興味が向かなかったのと、そもそも、交際する意味を感じられなかった

ためです。彼氏、彼女がいることが、偉いことなのか?とも感じていました。

良く、学生時代に知り合って交際に発展し、結婚するという話は聞きました

が、何も響いてこなかったです。

しかし、なぜか、『性被害と性感染症』に対しては、憎悪を感じていました。

治療をすれば治る『性感染症』に対して、『性被害』は治ることはないと思っていま

す。岡山で、『性感染症学会』に参加したことも、そう思う要因です。

岡山での『性感染症学会』の参加

私は、何かしら話を聞きに行くのが好きでした。岡山大学の博士課程の発表会

にも、修士課程の発表会にも参加したことがあります。

駅の近くにあるビルでよく催し物がされていて、丁度『性感染症学会』が

岡山でされていたのを知り、参加してみようと思い、足を運びました。

そして、そこで語られる一つ一つに、衝撃を受けました。

そして、今の日本で起こっている事なのか…とにわかに信じ難い話を

聞き、驚き悲しくなりました。

今起こっていること

学会に参加して、ちょっとした講演がされていたのを聞き、自分が性感染症

に対して何も知らないことに、怖さを感じました。

特に、気がかりに感じたのは、若い女性の梅毒感染が上昇しているということ。

梅毒は、初期症状がすぐになくなり易いため、感染しているという意識・疑念

を持って検査をしないと、症状を悪化させることになります。

もちろん、治療には、ベンジルペニシリンが使われるものの、終生免疫が

つかないため、また感染する可能性がある、厄介な疾患であるということ

まではわかっていたものの、まさか若い女性が多く被害にあっているということ

には驚きと共に、悲しみを感じました。

性被害の上に、性感染症も起こっているのでは?

前に緊急経口避妊薬について記事を書いたので、見てみてください。

kokkasiken.hateblo.jp

こんなことを言うのはあり得ないかもしれません。

ただ、私の本音として、事実ではないかと思うことがあります。

『性被害の上に、性感染症があるのではないか?』

ここまで思うのは、行き過ぎかもしれません。ただ、性感染症の感染率がより

多くなっている背景として、一つの要因として考えても、おかしくないと思い

記事に書きました。

性被害の際、一番考えられるのは、『望まない妊娠を避けること』だと思います。

そのために、一刻でも早く、経口避妊薬を飲まないといけない。そう思う方が

多いと思います。でも、その時に、性感染症まで、鑑別診断している医師が

どれだけ居られるのかなと感じています。そういう事まで、目を配って、検査を

行っていれば、もし感染していた場合、早く治療に向けることが出来ると

思うと、目の付ける所を少し、動かしてもらえたら…と思います。

 性の話を気軽に…いつもシオリーヌさんが言うフレーズから見えること

薬学部に通い初めてから、人体構成学を学び、男性の身体、女性の身体を徹底的に

学び、正常な機能を学びました。

そして、性の話をタブー視する必要はないとも思いました。

しかし、あまりにも生々しい話を自分たちの前でされたり、マウントをかけてくる

方たちに対する処遇に苦慮するようになってから、私は、そういう話は聞かない…

と決めていました。

卒業してから見始めるようになった、『シオリーヌ』の動画をみて、今までの

私の想いを代弁してくれると思うようになり、見漁るようになりました。

その時に見た性感染症の動画がこちらです。


かかっても経験アリとは限らない!カンジダについて詳しく解説【性感染症解説シリーズ】

 初めてみて、さすが助産師さんだなって思いました。

やはり、薬は薬剤師だけであるが、女性の性器を近くで管理できる仕事をしている

方の考え方は、こちらが敬服するレベルでした。

※ちなみに、私と、同年代の方でした。年齢も同じで、物凄く親近感をもちました。

そしてこうも思いました。性の話をする時に、周りに気を配れない人とは

距離をおくといった、自分を守るためにどうしたらいいのか…などを考えるいい

機会になったと思います。

 大切なのは、彼女がいるいない、彼氏いるいないではなく、自分を大事に出来る

か否か…それが、性の話に通じるのではないか?と感じました。

人前で惚気を言われる方を見かけた時に、その人は彼女を自慢したいのでしょうが、

そこにいる方に対しても、気を使えることも必要ではないかとも、感じました。

性感染症を無くすのは難しい…でも、そのままにはしないで欲しい。

性感染症は、女性においては、自分のその後を狂わせる可能性があるということに

ご理解いただきたいと思います。クラミジア感染症は、そのままにしていると

不妊の原因になる可能性があります。

症状が少なくて済むから大丈夫…とは、思ってはいけないんだということを

皆さんは理解して欲しいです。

まとめ

自分を守るために、コンドームを付ける…とかはしている方が多いと思います。

でも、つけているからと言って安心ではないんだということを言っておきたいと

思っています。コンドームだけでは、防ぎきれないものがあるのです。

そういう物もあるということに、耳を傾け一緒に身を守るということを共に

考えて頂けるといいなと思います。

 

もし何かありましたあら、コメントをお願い致します。

お待ちしております。