薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

反対意見に耳を傾ける謙虚さが医療従事者にも必要かも。

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政治的な話に首を突っ込むなと言われそうですが、私は敢えて突っ込みたいと

思います。まず、考えたいのは、『外部の意見を聞いていない』という考え方。

これって結構危ない考え方だと思います。

では、なぜ危ないのか。医療現場において、こういう考え方が許されない理由も

含めて考えていきたいと思います。

『外部の意見を聞いていない』という考え方が危険な理由

そもそもですが、なぜ、国会議員の一人がこういう発言を普通に言ってしまわれた

のか、私は理解に苦しんでいます。

国民の代表として、国会で議論する身であるということだけではなく、地域の実情に

にも目を向け、地方の考えや思いを汲み上げることが役割なはずなんですね。

そういう役割を考えた時、地方の考え方としてはこういう物があるということを

国に伝えるべきであるのに、今回のような発言は、どういうつもりなんかな。

と思わずにいられませんでした。

話が逸れましたが、外部の意見を聞いていないという考えは、大変危険な考え方

だと私は思います。

なぜかというと、反対意見を聞きたくないという意識があるからなんです。

この反対意見の中に、もし有用な情報があっても、それを受け入れないのでは、

本当に必要な時に、誰からも情報を与えて貰えない可能性がでてくるからです。

知事よりも、国会議員が偉いと思っているのであれば、それは間違っていると

私は忠告したいと思います。

医療現場にも起こりうる話であると思う

 医療現場において、医師がトップであることは事実ですが、それは、ある意味

間違いなのではと私は思っています。

そもそもですが、私がそう思うきっかけになったことに、ある医師の言動が

あります。薬剤師に対して罵倒すること。人に対して、偉そうな態度を取ること

いろいろありますが、そういう医師の方が多いと感じて、トップであることに

胡坐をかいているのではないか…確かに医師は必要だが、こういう医師は

居なくてもいいのではないか…と思うことがありました。

薬剤師に対して、罵倒する医師が今でもいます。薬剤師に対して、馬鹿にする

発言をする医師もいます。かたや、薬剤師に対して、敬意をもって接している

医師もいます。私は、できれば、前者のような発言をする医師より、後者のような

発言をする医師と働きたいと思います。

後者の医師の多くは、みなさん口をそろえて、薬剤師に対する感謝を述べています。

ジニ先生も、まっちゃん先生も、皆さん薬剤師に対して、感謝しています。

医師の中には、『俺の治療方針が気に食わないのか』ということを言われる方も

昔はいたと聞いたことがあります。

でも、それが患者さんのためにならない方針であれば、変更することも、考えない

とだめです。薬でも変えないとだめ。それを進言しても、罵声を浴びせられる

ということが多ければ、徐々に言って貰えなくなるということに意識がないの

かなとも感じます。

反対意見を聞き入れる心の持ち方

耳が痛いことを言われたりするのが、嫌な人がいるのは国会議員でも医療関係者でも

いるということが知れました。が、だからと言って反対意見を聞かなくてもいいとは

ならないことぐらいは、ここまで読んだ方ならわかると思います。

自分がもし、反対意見を言われた時に、聞きたくないと思われた時に、どうか

忘れないでほしいことがあります。

それは、『反対意見をいうことになった理由がなにか。』

これにしっかり目を向けて欲しいです。なかには、理由なく反対されている方も

居られると思いますが、大半の方が理由を持っています。

是非聞いてみてください。そして、もし、反対意見に納得出来たら、変更など

に応じてください。

そして、もし反対意見に納得できなくても、その意見を言った方に感謝することを

忘れないで欲しいと思います。

私は、今回の竹下さんの発言には大変な違和感と怒りを感じました。

知事は自県だけはなく、隣県との連携だけではなく、他の県へも眼を向けて

情報を収集しているんです。そうでないとそういう発言はないと思います。

そういう発言を受け入れず、握り潰すのは、やめて頂きたいと思います。

まとめ

自分が正しい…そう思いたいのが、人間です。だからこそ、いろんな意見、特に

反対意見には抵抗心が強く出てしまうのだと思います。

そうならないように、いろんな意見を持っている人達との交流をしっかりしていく

ことが大事だと思います。そして、意見の多様性も認めれるようになれば、

反対意見があっても、広い心で受け入れることが出来ると思います。