薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

『できない人に寄り添える』本当にできますか?

こんばんは。勉強においても、仕事においても、出来る人と、出来ない人がいます。

そもそもですが、『できない人に寄り添える』、これができていますか?

私は、薬剤師国家試験を合格するために、数年かけて勉強しています。

でも、大体、国家試験を一回で受かるのが普通では?という気になる視線もあるのも

事実としてあります。

今回、私が思う事をここに書かせて頂きます。

 卒延になった私に対しての対応

私は、小中高といろんな意味で紆余屈折がありながらも、大学に進学することが

でき、多くの仲間に恵まれたこともありました。

ですが、私だけが、三年前卒業延期することになりました。

凄く、精神的にきました。今までは、自分も一緒にやってきたのに…何とも言えず、

悲しくなった思い出があります。

でも、そんな中でも、周りの子が、私の気持ちに寄り添ってくれ、いつも以上に、

優しかった…という思い出があります。

『できる子が良い、できない子が悪い』という考え方や意識が根にある

私、Rasの周りには多くが『頭脳明晰』を地で行く方が多かったですが、どの方も、

心が広く、私は幾度も救われた経験があります。しかし、私の親、兄弟他、周りからの

評価はかなり低いものでした。

勉強ができる子が偉い…。元から『できる子』を育てている方が、親は楽だと思い

ます。できない子に何回も言うのは疲れるというもの。

でも、できないなりに努力している子いると思うんですね。ただ、そういう努力は、

評価の対象にはならず、結果が出ていないという事で、『そんなことは努力とは

言わない』と言われる。適切な評価を受けれない。

私も、小中高はそうでした。

できる人は『自分が強く出れる立場』という意識から、できない人を下に見る意識が働く。

この事を強く思った事があります。私の弟は、『できる子であり、できる人』でした。

姉である私ができない人間であるから、余計に、私に対して馬鹿にした態度を取ること

が多かったです。それをとにかく言うつもりはないですが、他の人に言ったら、間違い

なく、のけ者にされるだろうなと感じていました。

えてして、できる人ほど、『自分を強く出す方』が多いと感じます。それは、自分が

できるから余計に思うのだと思います。読者登録して頂いている、医師、歯科医師

先生には申し訳ないですが、言わせてください。

『先生方のような方は、今の私にはもったいない存在です』

特に、まっちゃん先生は、ご自身が挫折を味わっている=弱者の立場になっている

からこそ、できない人の視線に立って考えられる力を持てていると考えます。

ただ、そういう経験をしてこなかった方というのは、弟も含めて、『常に強気で

いることが多い』のだと感じています。できない人への敬意も持たないだろうと

感じました。

親も、弟も、『勉強ができた』私の気持ちは全く『理解できない』

今日、母と話してみて、思ったのは、『できない人の気持ちは、できる人には

理解不能』なんだということを理解しました。親も、できた性質であるので、

できないのがなんで?となり、私の気持ちを理解するよりも、できない事を

責める方が先でした。仕方ないとはいえ、悲しかったですね。

親が言われました『両親がそれなりにできるのに、なんでこの子はできない?』

って。結局は、できない子の気持ちを理解しようと努力していなかったって

ことが分かったんですね。親ができるから、子供もできて当たり前。

そういう認識の元、私は育ったんだと知り、衝撃とともに、合点がいきました。

『できない人への理解』自分が出来るから、その子供ができるとは思わないで

中学受験を経験し、大学受験、そして国家試験受験に至るまで、私は、できない人

という意識の中で育ちました。周りに比べれば、回り道をし過ぎた人生でしたが、

それも仕方ないのかなと思いました。

でも、周りの子たちの優しさを肌で感じると共に、自分の努力を認めてくれる

存在がこんなにありがたいものなのか…と感じたのは初めてでした。

ただ、できない自分が悪いと責めても意味がないとも、感じました。

できる人にできない人の気持ちを理解してもらえなくても、それは、仕方ない事

なんです。理解できないなら、理解させるという気概が必要だと思うんです。

しかし、親がもともと優秀であればあるほど、その子どもができない子であれば、

なおの事、あたりがきつくなると感じます。そういう時に、どうか、子供を責める

ようなことは言わないでください。できないなりに、頑張っている努力に目を向けて

欲しいです。

 まとめ

できない事をできるように努力する…それを必死でやって、努力している人がいます。

勉強ができないなりに、頑張っている子もいます。でも、本当にそういう子の存在を

きちんと認識されているでしょうか。

私が見る限り、そういう認識を持って対応している人は、ごくわずかです。

できる人の子は、できて当たり前。この認識に逸れている子に対して、あたりがきつい

のが現状でしたし、私がその経験者です。

でも、私の場合は、周りで仲良くなっている子たちが、私を正当に評価してくれて

いました。見てくれている人はどこかに必ずいます。

だから、どうぞ、辛くならないで欲しい。親や兄弟から、下に見られたとしても、

自分の努力を正当に評価してくれる方はいくらでもいます。

 

※私の親は、決して悪いわけではないです。いつも私の心配をしてくれる、大切な

存在です。しかし、自身の認識が『できる人の子はできること』が認識としてあった

ことで、私へのあたりがきつかったということを言いたかったんです。

ただ、私の親のような方ばかりではないため、一概に言い切ることが正しいのかは

わかりません。ということを付け加えておきたいです。