薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

直ぐに『ググらない』~思考停止がもたらすリスク~

こんばんわ。

危機的意識を持たないとダメではないか…と強く感じました。

この記事を読んで、思考停止をすぐにやめましょう。

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記事を読んでみての感想等、あればコメントに残して欲しいですが、その前に

今回の記事が何を求めているのか…そこの真相を探っていきたいと思います。

薬剤師国家試験に求められる『問題解決能力』とは

薬剤師に限らず、他の国家試験でももちろん言われていることだと思いますが、

『問題解決能力があるか否か』を見られています。

そもそも、この『問題解決能力』って何だと思いますか?

簡単に言えば、こういう事ができます。

『目の前にある事象に、あなたはどう行動しますか、そして能力がありますか?』

ここでいう目の前の事象は、『患者さんが抱く、困り事』をいい、行動は、自分が

どのように、解決するのかということです。

 この能力があるか否かということですが、自分が知識を持ち、その知識をどう生かせる

のかが、分かるか、つまり、どう応用できるかを見られているということです。

結局、今までの知識をただ、単に取り出すのではなく、その知識を使ってどのように、

考えることができるかを考える力があることが求められているんです。

思考停止を起こすことで、どういうリスクがあるのか?

 ここで皆さんに質問します。

『あなたの目の前に論文が置かれています。そこに書かれている事を、そのまま

鵜呑みにしてしまいますか?』(2~3分間考えてみてください。)

どうでしょうか。この問に、鵜呑みにすると答えられた方、残念ながら、思考停止

によるリスクがかなり大きいと言わざる負えません。

なぜかというと、『批判的思考』という脳における働きがかなり弱くなっている

ということを意味しているからです。

もし、ここで鵜呑みにせず、批判的思考の段階に行けた方は、それで良いです。

そもそも、批判的思考は、その事象が、本当に正しいのかという吟味をする段階です。

もし、無意識のうちで、この批判的思考に行ければ、問題がないと言えます。

思考力が低下することで、創造性が低下するとも言えます。

この創造性がなくなれば、『問題解決能力』そのものが機能しなくなる可能性があると

も言えます。そうなりたくないと思われる方、一刻でも早く、『簡単にググるのを

やめてください。』

そもそも思考力はどう鍛えればいいのか?

ググるのを辞めたとしても、何もしなければ、脳における働きは萎縮したままです。

思考訓練は、どうしたらいいのか。

これについて、私が実際に行った勉強の仕方ににています。

『知識を断片的に見るのではなく、面同士で知識を繋げる練習をすること。』

 この考え方は、前にも書きましたが、『数学の考え方』と同じようなものです。

しかし、数学に比べると数式を使わないだけ、ある意味楽ですが、何パターンも

ある物の中から、知識を選び取り、繋がりを気づいていくのは、かなり大変です。

 ですが、そういう思考回路を繰り返し鍛えること以外で、思考訓練ができるように

はならないです。知識を持っていても、直ぐに使えるものか、それとも、宝の持ち腐

れになるかは、全く異なってきます。

中高一貫校に通っていたからこそ、見えてきた『考える力の威力』

私は、途中で中高一貫校を外れましたが、それまでの四年間は、本当にいろんな意味で

楽しく過ごせました。今でこそ、一人一台PCが渡され、学校内だけではなく、他の

事にでも、使い熟せる子が増えて、IT教育による旋風が巻き起こっているなと離れた

立場で見ていますが、私や弟の代までは、そのような事はありませんでした。

教員の質問があれば、職員室にまで行き、質問することや、学生同士で教室での

歓談が普通でした。ただ、やっぱり、質問に行きにくい子がいるのも事実でした。

そういう時に、周りの子に教えて貰えることがありました。

私がいた学年世代は、みんなが一緒になって、いろんな議論を戦わせるのが普通で、

それが普通の光景でした。それぞれが、『自分の中の意見』をしっかり持ち、

お互いの意見を戦わせることで、知らなかったことがあれば、認め合い、支え合い

共に成長することができました。それぞれが、自分の意見を持ち、自立していた

のかなと感じましたが、今思うのは、『考える力を無意識的に鍛えていた』ということ

がいえるのかもしれません。

 まとめ

いかがでしょうか。思考力の低下は、脳の働きを萎縮させるリスクがあります。

批判的思考だけではなく、自分なりの意見も持って、事象を向き合えば、それだけ

で、思考訓練ができるようになります。

分からないことを調査することで、直ぐに情報が取り出せる時代であるからこそ、

その情報が本当に正しいものなのか…という、吟味も批判的思考からできるということ

がわかるはずである。

考える力を少なくさせるのは、思考することを無くすことを意味しますし、

実際に、思考低下リスクを上昇させることがわかっているはずです。

それならば、今からできる事を繰り返ししていこうということになります。

自分たちで、思考低下をブレーキをかけていこう、では。