睡眠時無呼吸症候群と他の疾患との相関性
こんにちは。睡眠時無呼吸症候群と他の疾患との相関性が気になったので、
調べてきました。
そもそもですが、なぜ、これほどまでに、睡眠時無呼吸症候群に対して、神経質に
なっているのかですが、これは、私が診断を受けたからであります。
実際に、診断時に、貰った結果の用紙には、他の疾患の発症リスクが、どの程度
あるのかが書かれていましたが、軽症であった私は、特に問題ないという程度
で終わっていました。しかし、やっぱり、自分の気持ちにモワモワがありました。
実際に調査してみた結果を自分なりに嚙み砕いてみたいと思います。
睡眠時無呼吸症候群の分類
睡眠時無呼吸症候群には、二つ分類がわかれています。
一つは、『閉塞性睡眠時無呼吸症候群』ともう一つは、『中枢性睡眠時無呼吸症候群』
の二つがあります。どちらかの単独型か、混合型かにわかれていますが、私は、混合型
という診断がくだりました。
一時的に、中枢性が起こっていることは、特に問題がないということでしたが、それで
も私は不安でした。
睡眠時無呼吸症候群は、ただの睡眠障害ではない
皆さんの中にも、睡眠障害の一環として、睡眠時無呼吸症候群を捉えている方が
居られるかもしれません。が、そんな生易しいものではないということが判明した
何と、子供の発達にまで、影響を及ぼす可能性も示唆されているんですよ。
成人では、循環器疾患で高血圧や心疾患などがありましたが、子供では、
精神疾患としてAD/HD様の症状の発症リスクを起こす可能性が高くなることがある
論文がだされています。成人であれば、脳におけるリスクよりも、循環器
や内分泌系の疾患へのリスクを気にする方が多いと思います。が、小さな
子どもに発症した場合に生じるリスクというのは、長期的に見れば、子供の
正常な発達を脅かすことにもなる、恐ろしい現状であるということになります。
(子供の場合は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群が問題になることがあり、
集中力の低下、その他の精神面での問題が生じる)
睡眠時無呼吸症候群の早期治療介入の必要性
睡眠時無呼吸症候群の治療には、まず、CPAPというものがあります。これは、
機械の力で、空気の通り道を強制的に作り、そこに空気を入れていくことが出来ます。
しかし、これの対象にになる方は、中等度~重症の睡眠時無呼吸症候群の患者さん
に限ります。調べるべき数値に、AHIというものがあります。
これらは、無呼吸低呼吸指数といい、この数値の境界線が5とされています。
もし、この数値が5以上であれば、確実に、『睡眠時無呼吸症候群』と診断を受ける
事になります。
AHI(無呼吸低呼吸指数)
軽症:5~15(小児では1~5)
中等症:15~30(小児では5~10)
重症:30以上(小児では10以上)
成人の数値を3で割った数字ということで、計算ができますが、こういう話が出てき
ます。こういう風に見ると、数字が大きくなるにつれて、リスクが大きくなること
が容易に想像できると思います。
その他には、扁桃腺肥大に伴う場合や、そもそも鼻疾患がある場合は、外科手術が
必要な場合もあります。歯科領域で、口腔内装置を作成することも、ありますが、
どれにするかは、実際に受診した歯科医院、耳鼻咽喉科の専門家がみた上で決める
ことになります。
日々の生活をどうするのか?
睡眠時無呼吸症候群を起こしてからでは遅いというのは、皆さんの総意だと思います。
では、どうしたらいいのでしょうか。
実は、骨格の問題などを含めるとどうしようもないというのが現状だと思います。
しかし、自分の不摂生が基で、肥満化することぐらいは、自分でセーブすることは
できると思います。日々の生活の中に、運動を取り込むことも大事です。
そして、そういう自分なりの努力をしても、睡眠におけるしんどさがあまりにも
しんどい場合、その時は、必ず受診してください。大切なのは、自分自身です。
そのまま放置をすることで、亡くなる可能性もあることをきちんと理解して
おかないといけないと感じました。