薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

中学受験をする意味…皆さんはどう考えられますか?

今日最後の記事です。こんばんわ。

私が今回の記事で思ったのは、中学受験を経験する意味、そして『偏差値が低くても、

そこに行きつくまでの努力』をどれだけ、認めれるか?そこに重点を置いて考えて

みたいと思います。

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偏差値重視の中学受験の弊害

私がいた田舎の場合、中学受験をするにしても、私の町内から出ないといけない

という状態で、選択肢が全くない状況でした。しかし、公立中への進学は難しい

という極限状態でしたので、仕方ないという状況でした。

しかし、一方で都会の場合は、どうでしょうか?沢山、選択肢が広がっており

どこに行こうかとえり好みができる環境とも言えます。

しかし、そんな中でよく言われるのが、『御三家に入る、よりよい中学校に入る』と

いう話がされています。要は、『偏差値重視で学校を選択』しているということ。

これって、結構リスクがある行為なんです。まだ、中学段階ですから、皆さん思わない

のではないかと思いますが、同じことを大学受験でされている方がいたら、それは

かなりリスクがあります。それは、『進学が目的になっているだけ』になっている

ということを意味している行為であるからです。

中学でも同じです。できる子には上の学校に行って欲しい…親御さんなら誰でも思う

ことですよね。ただ、そこの学校に入って本当に何がしたいのかが分かっていないと

自分の中での違和感からやる気をなくしてしまう可能性もあるということを理解

できることが大事であると思います。

中学受験における『根本としての利点』

途中で受験を挟まずに、大学受験までに十分な時間を勉強に充てられる…ということを

考えて居られる方が多いですが、実は違います。

中学受験をする意味…その利点はずばり『勉強するための環境の中で勉強するという

習慣を身に着けさせるための準備期間』です。大学受験の後、国家試験勉強をしていく

上で、集中力の維持、モチベーションの維持などをうるさく言われるようになります。

この時に自分がそれだけ『高い集中力の維持やモチベーションの維持』が簡単にできる

ようになるんです。自分が『それだけ必死になって勉強した経験』がある。それが

成功体験になり、中高での勉強に身が入り易くなり、大学受験、果ては資格試験におけ

るまで、その成功体験が基になっていますから、勉強意欲が落ち込むことが少ない

ということも言えると思います。

中学受験を人生のゴールに設定しないで

言い過ぎかもしれませんが、よく見るブログでは、結果が悪いと落ち込み、メンタルが

ひきつってしまっている親御さんが多い印象を受けます。上位クラスで周りが優秀であ

るからこそ、そこで何とか上に行こうとするために、一回一回のテストで一喜一憂を

繰り返されていることもしばしばです。

正直そういう所を見ていると、中学受験の立ち位置をどこに設定されているのかな?

と疑問を感じずにいられません。これは親御さんが、中学受験経験者なら尚更、

自分が出来たんだから、子供もできるという印象を持たれてしまうという辛さがある。

子どもは必至になって親の顔に泥を塗らないように頑張っている…そういう状況を

作り出していないでしょうか。

試験の出来不出来で、一喜一憂するのではなく、じゃあどうしたら点があがるのかを、

含めて再度考え直す事ができると思います。

中学受験はまだ、スタート地点であるという認識をもってほしいですね。

大学受験まで長期間の準備期間が中学受験から始まっている…と言っても過言ではない

と思います。

まとめ

資格を取るまでの精神の維持は本当に大変です。しかし、中学受験でその準備期間が

与えられたということは、凄く有難い話だと思うんですね。でも、そうはいかない

部分もあると思います。ただ、偏差値重視だけで学校に通わせようとするのは、

本当にやめてください。それをすることは、子供の可能性を潰しかねない惨事を

起こします。偏差値が上がらずに苦労している子も、多くいます。下位クラスで

日々しんどい思いをしながら頑張っている方もいます。そういう子たちに対して、

偏差値だけの世界を常に言い続けるのは、あまりにも酷です。

そういうことがないように、して頂けるとありがたいと思います。