日本の性教育をどう考えるか?~子供を作るだけではなく、育てるための環境整備の必要性~
おはようございます!
今日が結果発表ですが、皆さんいかがでしょうか。
不安な気持ちを持っている同じ境遇の方も居られると思います。
お気持ちお察しします。
今日皆さんに考えて欲しい事の一つに、『赤ちゃんポスト』の存在、そして
日本の性教育の現状について考えていきたいと思います。
赤ちゃんポストの存在意義
医学部受験をしたことがある方でも、ない方でも報道で一度は見たことがある
と思います。この赤ちゃんポストは、熊本県にある慈恵病院に第一号ができました。
当時は、いろんな方の反発もありましたが、当時の県知事の英断で、認可がおり、
開始された経緯は有名な話です。
ですが、この赤ちゃんポストが何のために設置が必要であったかまで、深く理解
されている方は少ないと思います。
この話をする前に、皆さんは、この本を知っていますか?
私も初めてこの本と出会い、看護師であり助産師でもある著者も、共同で
赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)の設置のために参画したという事実は
本当に凄い事であると思ったものです。
周りの反対を押し切り、小さな命を守るために必要な対応をされたということに
敬意しかないです。しかし、望まない妊娠をしてしまう方が多いということを
問題だと認識して、いろんな教室を開催するなど、精力的な活動をされていること
などを聞くと、子供の命を守るのは、親の命を守ることにも繋がるのかなとも
感じました。
日本の性教育の現状
日本では世界水準の性教育が未だにされていません。寝た子を起こすなという
考えが未だに根深く残っていることも要因でしょうか。
しかし、学校の教育なんかで十分な『性の知識』が伝えられているのでしょうか。
学校への講演でも、思うような講演ができないことに、モヤモヤを感じて、
YouTubeを開設することを決めたとシオリーヌさんが言うように、きちんとした
性教育をしようとすればするほど、ガイドライン遵守をモラルとして掲げている
教職員の方から、止めが入るのは正直しかたないことであると思います。
ただ、今回の議員さんも言われていますが、『``慎重に検討している‘‘間に
どんどん、子供たちが苦労している』というのは、本当になるほどなと感じています。
大切な部分を先送りにする考え方、政府の考え方に異議を立てるわけではないですが、
やっぱり、もう少しスピード感ある対応をお願いしたいと感じています。
性教育が不十分であるからこその事件が起きている
そもそもですが、性被害や性暴力など、性に関連した事件が多いですね。
子どもの虐待など、目をそむけたくなる事件が多く勃発しているのが現状であると
思います。これらの多くは、親御さんの育児疲れや妊娠自体が望んでいなかった
ということ…様々な背景が隠れています。
その中で私自身が思うのは、『親になる覚悟が足りていない』『子供を虐待するなら
産むな』という批判的な意見は通用しないと思うんですね。
そもそも、親になることでいろんな事を経験し、思い、やっていく上で、子供の
成長を喜びながら生きていくことが喜びに繋がっていくと思うんです。
しかし、親二人が共に共働きである場合、そういう『束の間の喜びに浸っていられる
だけの心の余裕があるのでしょうか?』
旦那さんの給与だけで生活している専業主婦の方からみたら、虐待するなんて?
と思われると思いますが、心そのものに余裕がない中で生活している方からしたら
そんな『心が休まることはない』ということになるんですね。
産休もそこそこに上がって仕事をされる方もいますが、いろんな働き方を応援する
支援策が今後は必要になりますし、心に余裕を与えられるそんな環境が必要
ではないかと思います。
まとめ
日本の性教育の不十分さが、望まない妊娠や虐待を助長しているようにも思えて
なりません。これから結婚などを考えて居られる方や、今の中学生、高校生にも、
きちんとした性教育の伝達が急務ではないかと感じています。
『虐待するぐらいなら産むな』という考え方は、正直『無意味なもの』であります。
適切な教育を受けていれば起こることがなかったと私は感じています。
虐待する人の心まで治すことはできませんが、虐待する方を減らせることが
凄く大事であると思います。