薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

106回薬剤師国家試験の結果から見えてくること

おはようございます!

本当にいろんな意味で皆さんからの反響に驚くとともに、結果を楽しみにしてくれて

いた方があまりにも多いということに、心より感謝いたします。

大学への連絡の際、他の大学時にお世話になっていた先生方へも電話を替わって

頂くということも頭が回らないところに、私の変な所がでたなと感じました。

合格したからこそ、言えるのかもしれませんが、これから107回薬剤師国家試験を

受けることになる人への励みになれればいいなと思います。

106回薬剤師国家試験の結果について

今回の薬剤師国家試験の結果は以下です。

出願者数   受験者数   合格者数   合格率
   全  体   15,680名    14,031名      9,634名    68.66%
   新卒者    9,983名      8,711名      7,452名    85.55% 

 どうでしょうか。もちろん、ここに記載がありませんでしたが、既卒者の合格率は

なんと、41.25%でした、確かに、カリキュラムの変更があったとはいえ、私たちの

ように、予備校そのものに、行かして貰える環境を与えれた、恵まれた環境の中で

勉強ができるのは、本当に感謝してもしきれない話です。

今後、予備校を使って勉強しようと思われている方へは、厳しいようですが、

みんながみんなが予備校に行かしてもらえていないこと、時間を有意義に使えることに

感謝して勉強をして欲しいと思います。

薬ゼミ頼みになっていませんか?

私の出身大学の合格率を見た時に、本当にびっくりしました。

今までで最低のレベルのように感じたんですね。でも、まだ、六割に近かったのも

あり、今回は仕方ないかなと感じましたが、衝撃を未だに拭えません。

そのような中で、私が感じたことは、以下の事です。

大学そのものの、力量よりも、薬ゼミへの依存が大きかったこと。

学生も、『既出問題からの繋がり』への意識の向け方が不十分であった。

まず、一つ目がかなり大きかったかもしれないです。

今回はコロナ禍で、かなり異なった環境での勉強が求められてきていましたが、

卒業試験もなかなか難しいものがあったのではないかとも感じました。が、

それなりのレベルの子だけを受からせていれば、大学の成績としては、高く出たと

思います。しかし、今回は、私は卒延になった時と同じく、レベルの低い子を

受からせていた可能性は十分にあり得ると感じます。

後もう1つ。今回はイレギュラーな対応が求められたのは、学生も教員も同じです。

しかし、そのような中でも、既出問題を置いて、科目毎の繋がりを意識して

どれだけ勉強ができたのかな?ということは感じました。予備校時代を経験してる

私でもそう感じるのですから、在校生はもっと大変な状況になっていると感じます。

そのような中で勉強がしっかりできた子と、そうでない子の差が大きく、結果として

如実に出てきてしまったのかもしれません。

でも、自分で勉強できる環境って、予備校でも、学校でも変わりません。

私の場合は、あまりにもできなかったので、研究室の先生から、『薬セミへの入校』

を強く勧められたので、ここまで、来ることができました。

しかし、予備校に行ったからとか、講義を聞いたからといって成績があがるわけでは

ないです。これが結構大事です。自分の中で、学んだことを、『咀嚼して』その後に

繋がるように、解釈を含めて、理解することや、暗記することをどれだけ、繰り返し

できたかであると思います。そして、自分の立ち位置をしっかり理解できることも

大事ですね。そのうえで、学習面での自立が、かなりの割合で占めていると

感じました。

合格を受け取ったあの日から三日経って

今まで偉そうに書いてきましたが、『どっちに転ぶかわからないまま』迎えた

合格発表の時。私は、自分の番号を他人の番号ではないかと思うほど、かなりの

動揺していました。なぜ、自分の番号がそこにあるのか?そして、受かったという

信じ難い気持ち。あの日は、自分でもなにがなんだかわからない状況でした。

そして、薬剤師国家試験の合格を今になって、実感してきています。完全に湧いていま

せんが、少しずつ不安を抱えながらも、安堵の気持ちが湧いてきていることは、理解

しています。とはいえ、あの怖さはいろんな意味で驚きと、嬉しさの入り混じった結果

発表だったのかもしれないと思いました。

皆さんへのエール

薬剤師国家試験に惜しくも、落ちてしまった皆さん、これから、受験へエンジンを

ふかそうとしている在学生のみんな。私もそうでしたが、受かっても実感は湧かないで

す。でも、この結果をどう受け止めるのかで、異なってくることもあると思います。

まず、皆さんには、お疲れ様と言いたい。落ちた方も、あと数歩…ということもあった

と思います。去年の私と同じです。でも、そういう結果を受け止めて、自分を責める

のではなく、何がわるかったのかを冷静に見て欲しいと思います。

落ちたことは決して悪くないです。その後の対応を間違えたら、それは悪いことです。

でも、その事実を受け入れきれない場合もあると思います。

その時は、大学の先生方、予備校の先生方を、又は、私のブログにコメントをつける

なりして、頼って欲しいです。

できないことに何も動かないより、有意義な時間を過ごすことができます。

それだけは、ちゃんと理解しておいてほしいと思います。

まとめ

とにかく、結果を顧みて反省すべきところは反省し、次に生かす。これができないと

負のループから出られなくなってしまいます。

そのループをどこかで断ち切らないといけない時が来ます。それが、薬剤師国家試験

に受かるためだとしたら…。勇気を持って欲しいです。

もし、同じ薬剤師国家試験を今後受ける方で、質問があれば、いつでも、コメントを

残して頂けるとありがたいです。

では。