薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

性感染症…自分の身を守る最低限の対策と、相手への思いやりが大事

おはようございます!

性感染症の中で感染が右肩上がりになっている梅毒。一番よく罹患する確率が多い

クラミジア。これらのように、感染対策において重要なものが、性行為の前に、

必ずコンドームの装着が必要であるというのは周知されています。

しかし、その装着だけではなく、ワクチンも接種することが予防には大事だ

とされている疾患があります。それが、今回の『子宮頸がん又は尖圭コンジローマ』

の原因ウイルスになっているのが、『ヒトパピローマウイルス』です。

ヒトパピローマウイルスの型は何があるのか

子宮頸がんや尖圭コンジローマの原因として言われています。

しかしながら、子宮頸がんの原因になるのは、発癌性が高い16型、18型です。

あと、尖圭コンジローマの原因になるのは、発癌性が低い6型、11型です。

そもそも、多くの場合、自然消滅が可能であるものの、持続的感染が基で、

発症することがあるということを考えると、子宮頸がんの検査は絶対に

受けておいた方が良いと思います。

なぜ、子宮頸がんのワクチンを接種する必要がある

多くあるワクチンの中で唯一、定期接種であるにもかかわらず、未だに

任意の接種が続いているのはなぜでしょうか。

この原因を作ったのは、以下の一連の事件がきっかけであると思います。

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この動画では、ワクチンの副反応が基で、思うように体が動かせないという症状が

出てしまった方が居られるのが現状だということを示しています。

しかしながら、ワクチンにおけるこのような副反応が起こる確率はかなり低いです。

それなのに、副反応の発生リスクばかりを主張し続けるのは、本当の意味で、

命を守る行為を遮っているともとれる、大変なリスクとなる行為です。

確かに、自身の免疫が十分働いていれば、自然消滅が簡単に起こる、大半はそうだと

言われています。しかし、その中でも、慢性的に居座り続けるものも実際にはいます。

そういうウイルスを本当の意味で、排除し、発症のリスクを抑えることが必要である

と思います。そして、はっきり言ってしまえば、性行為そのものをしなければよい

だけの話です。したら感染するんですから、しなければ感染しません。

女性の接種だけではなく、男性の接種も本当に大事です

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実際にワクチン接種した男性医師が感想を言われています。

本当に、きちんと考えておられていて、誠実な人柄を感じました。

性行為によって相手に感染させれば、その時点で、相手を傷つけたことに

なってしまいます。私が言うのもなんですが、交際するのであれば、そういう

性感染症の検査をきちんと受けて結果を持ってくる、といった『行動から

相手を大切にしたいです』というメッセージを送ってくれる

そういう方が良いなと思います。

恋愛は相手ありきな部分がありますから、そういう検査を男性も受けて、

何もない状態で恋愛をされるほうが絶対にいいと思います。

女性だけではなく、男性の接種率が上がれば、感染するリスクが減るだけ

ではなく、それぞれが『自分の身体を大切にできる』という共通の認識を持ち、

お互いを大切にできる、相互の理解がより一層深まっていくのではないかと思います。

性感染症は『男性だけ』『女性だけ』の問題ではなく、『両性』の問題

性感染症によって命を落とす方が未だにいるものの、私の中で一番印象に残っている

のは、『クイーン』のボーカル、フレディ・マーキュリーです。

彼は、女性とお付き合いをしていましたが、その後は男性とお付き合いをされる

ことになりました。エイズの感染の中で考えておきたいのは、『異性間よりも同性間

の感染』です。これは今も変わりません。結局は、亡くなったこの方の場合は、何方

も大切にしていました。いろんな批判の目にさらされながら、自身の命の灯が消える

前に、収録された『Show   must   go   on』の鬼気迫る歌声。この曲を聞いて私は、

誰よりも、彼の生きた証は一体なんだったのか…と深く考えるようになりました。

女性も男性も、性感染症そのものを『自分事』として考えないといけない状況に

なりつつあります。自分の命を守るためにできる行動。それが何かを考えないといけな

いと思います。

まとめ

性感染症は、自分たちが出来る最低限の対策で、感染するリスクを減らすことができま

す。そして、一番の感染予防は、性行為をしない。ということになると思います。

もちろん、お互いの同意のうえで、関係を持つことは決して悪くないですし、自然な事

だと思います。しかし、本当にパートナーを大事にしたいと思っているのであれば、

なおさら、性感染症の要因がないという『身の潔白』をきちんと証明してから交際

というものをすべきではないでしょうか。

自分の身体を守れないのに、自身の大切な方を守れるはずがないと思います。

ただ、したいからする…それでは、相手を大事にしているとはなりませんし、私は

そういう方とはお付き合いしたくないと感じます。

性感染症全般的に、思う事を書いていきました。ヒトパピローマウイルスから

話が逸れましたが…。また皆さんが思う事、コメントに残して貰えると嬉しいです。