薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

薬理系の話~眠剤の効き方の違い~/今の自分の気持ち

夏休み明けテストのカウントダウンを感じつつ、毎日勉強に明け暮れていますが、どうも上手くいかないのが現状ですね。

とはいえ、自分がやろうとして入った道。一生懸命頑張るのみと思います。

今日は、そんな試験の助けになるだろうと思い、薬理系の話をしてみたいと思います。

そもそも、眠剤って何かご存知の方?自身が不眠に困っている方ならすんなり話が呑み込めると思いますが、実は眠剤には3パターンが存在しているんです。

…と、行く前にまず、話をしておかないといけないことがありました。

そう、睡眠の周期についての話です。ここでは、「REM睡眠」と「Non-REM睡眠」というものがあります。

そもそもですが、この周期どういう感じで起こっているのか、ご存じの方はおられないかもしれません。

出典:睡眠の「質の上げ方」を知って日中のパフォーマンスをアップ/世界睡眠  大会より

この上の図を見て分かって頂きたいのは、まず「Non-REM睡眠」が来て「REM睡眠」が起こるという1サイクルを覚醒まで、何サイクルも行っているということ。

このサイクルがちょっとした不具合で上手くいかず起きるのが、「不眠」であるというのはよく知られた病態の一つ。

だからこそ、その不具合をなくすために作られたのが眠剤!…と行きたいですが実は落とし穴があります。

初めに、3パターンあるといいましたが、実は1パターンがこのサイクルそのものを亡き者にしてしまう眠剤であるということ。

それが、「バルビツール酸誘導体系薬」:商品名として「イソミタール原末」

このバルビツール酸系誘導体系薬は、GABA受容体ーClチャネル複合体のバルビツール酸結合部位に結合します。

ただ、この薬剤大変荒い方でして、許可なく、チャネルの開口を行い、一気に塩化物イオンが流れ込んできます。

そのため、普段あるはずの、周期が壊れてしまい、Non-REM睡眠だけになってしまいます。

後の2パターンは、ベンゾジアゼピン系とゾピクロン・ゾルピデムがあります。

特に、ベンゾジアゼピン系は、自然な眠りを届けてくれる安全性の高い薬と評価がついています。が、あくまで薬であるので、行き過ぎた使用は控えることが大事です。

これらの効き方は、薬理学的な話であるので、不明な点は、現場の薬剤師の先生方にお聞きください。(できる限り、正しい知識を仕込んだうえで記載していますが)

ここから先は、今の私の気持ちを書いていきたいと思います。

予備校に行きだして、自分が何が足りなかったのか…何が必要なのか…をしっかり知ることができたというのが一番の収穫でした。

しかし、いろんな大学から学生が集まっているが故、いろんな方がいるということを感じました。

もちろん真面目な方もいます。そういう方と仲良くしていただいているので、私自身恵まれていたなという気持ちです。

そういう方との出会いのお蔭で、私は勉強というものにきちんと向き合っていけるようになっているのではないかと感じています。

夏休み明けテストが間近に迫ってきています。これでこの記事を終わりにしようと思います。

勉強する意味、これをきちんと認識できた夏にしていきたいと思います。

同じように頑張っている方、この夏を乗り切って笑顔が広がる3月にしていきましょう。では。