薬理と病態のつながり~勉強の仕方編~/一点の重みを忘れるな…
おはようございます。
今日は少し私が感じていることを書いてみたいと思います。そして、自戒も込めて書いていきたいと思います。
私の周りの同期もそうですが、現役の学生の方にもあてはまるのは、「薬理を先に勉強しよう」と声を上げては挫折するということ。
正直言うと、それでは苦手意識を払拭できません。断言します。
なぜかというと、それは薬理学は薬物の作用機序を適切に覚えてください。頑張ってという科目だからです。その作用機序を覚えるために大変な思いをする方が多いですよね。
私がここで提唱したいことは、「まず病態・薬物治療を得意にすること」です。
は?となった方。特に同じ薬学生の方はそう思うかもしれません。ご心配なく。
実は、病態・薬物治療にも治療薬が出てきますね。ここがみそなんです。
病態は病気になってしまった臓器や組織がどういう状態になっていくのかを考えていく学問です。もちろん理解をしないといけない学問です。
でも、ここに注目してほしいことがあります。
薬理だけをやみくもに勉強しても、どこに作用するのかわかりにくくて勉強してもしんどいだけですよね。
一方で、病態・薬物治療を勉強した後に、薬理を勉強するとどうですか。
治療薬ごとに、作用点が明確になり、機序が覚えやすくなりませんか。
ここが大切なんです。
病態・薬物治療を先に勉強することが、ひょっとすると薬理の苦手意識をなくす手立てになるかもしれません。薬理でしんどい思いをされている薬学生の方だけではなく、他の医療系学生さんもぜひこの方法を使ってみてください。
後、私自身がすごく思うことがあります。
特に医療系国家資格に代表される国家試験の難易度が毎年難しくなっているということ。それだけではなく、受かるか落ちるかで天と地の差があるということをまざまざと見せつけられたからです。
私の周りの同期で実際に社会人として働いている方を見ていると、気持ちをしっかり持つだけではなく、「一点の重み」をしっかり認識されているということ。
簡単に言えば、受かればいいという曖昧な気持ちで国家試験を受けることがどれだけ駄目かということです。
今は相対評価という評価方式が薬剤師国家試験にはとられていますが、この手法で受かることの厳しさをしっかり認識する時が来ていると思います。
「絶対評価であれば、225/345とればいいですが、今の相対評価では特に103回薬剤師国家試験では、217/345がボーダーであった」と言われています。
ここから見えるのは、薬剤師国家試験において「1点の重さ」がより重要度を持っているということになっているということ。
卒業延期になった要因はある意味、ここの重要度の認識が薄れていたことによると感じています。これから先、卒試・国家試験と進んでいくに当たり、ここの認識をより強くしていくことが大事なように感じます。
長くなりました。では。
謝罪とお詫び
動画を埋め込んでいた部分を削除しました。
いろいろ考えましたが、動画は不要と考えてにことです。
今回の件を顧みた上で、今後、動画を埋め込む必要が出てくる可能性が出てくる記事を書かないことで結論をつけようと思います。
本当にすみません。
動画に頼った記事制作ではなく、自分が思う気持ちや伝えようという気持ちが伝わるようにするためにはどうしたらいいのか。これを考える必要があると思います。
不定期更新はそのまま変わりません。
これからも、よろしくお願いします。
私の記事を読んで一人でも多くの医療関係者がこのブログがいいなとか、そう思ってもらえるように一層の努力を積みたいと思います。
勉強を主軸に据えているため、不定期更新になりますが、どうかこれからも、私が薬剤師になれるように応援宜しくお願いします。
抗癌剤治療における助っ人とは~漢方薬の将来性~
今回は、少し方向性を変えてみたいと思います。医療関係者を対象にしたものであるので、私としては少し頑張ってみたいと思います。
皆さんが多くの場合、使用または勉強されている抗癌剤は多く、薬剤師国家試験においては頻出のものです。
そんな抗癌剤ですが、抗腫瘍作用を持つものである故、細胞の複製能力を奪います。もちろんそれがいい効果であるために使用されていますが、他の細胞まで痛めつけることがあります。
要は、選択性が取れていないんです。そんな抗癌剤を使用した治療を最後まで進めるにはどうしたらいいのか。今回は、漢方薬の将来性を考えてみたいと思います。
特に使われている漢方薬の中には、抗癌剤の副作用(下痢や口内炎など)を軽減又は消去に向けて作用してくれるものがあります。
よく使われている漢方薬として、半夏瀉心湯・六君子湯・補中益気湯・十全大補湯・牛車腎気丸・芍薬甘草湯があります。
これらそれぞれ、抗がん剤治療による身体症状や精神症状を緩和するために使用されています。
特に、今回書き起こそうと思った理由として、103回薬剤師国家試験問題で問われていたからです。
詳しい内容につきましては、以下の漢方ブログ様に書かれていますので省略させて頂きます。
今回の薬剤師国家試験のように、抗癌剤治療が一般化した現在において、いかに治療を苦しくない方向に持っていくかが焦点になってきています。
多くの場合、抗がん剤治療において身体症状や精神症状がもとで、生活の質(QOL)が低下することがありえます。
そうならないように、抗癌剤と併用して漢方薬を使用することで、うまく治療を乗り越えることができる可能性があるとも言えます。
医療現場において、患者さんの笑顔が消えるようなことはできればしたくないし、それを回避する方法をしっかり考えていくことが必要だと思います。
これから先、薬剤師国家試験においても、こういう問題が出題されることが多くなってきます。過去問を解くことで、求められていることが明確になる。
今回はそれだと思います。
長くなりました。終わります。
薬学生としての頑張りは将来に繋がる…
おはようございます。
今頑張っていることが、将来のためになる。私は常に感じています。確かに、しんどいし、これから長いスパンで勉強することが求められています。
でも、今ここで踏ん張れば、将来がかなり確約されると思います。
なぜ思うのか。
それは、自分が思っている以上に人に助けられているからなんです。医療現場において求められるのは、早く正確にという考え方です。
でも、それだけかというとそうではない。
正確性や迅速性は、これからの時代、AIでとって代わることができます。医師の診断でも、AIが代わりになる時代になります。
でも、そのAIには無理なことが一つあります。人間性です。
温かみのある医療を可能にしているのは、人間性がほとんどであると思います。医師や薬剤師といった生身の人間が患者さんとの心のつながりで、信頼関係を作ることができます。
この信頼関係ができていないと、患者さんは医療者に心をあけることができなくなります。
これでは、危険ですよね。
今、薬学生をしている私は、自身の専門性を鍛える地盤を身に着けるための修行をしていると感じています。
そして、自分に何が求められているのかをしっかり知るための環境が整っていることを感じます。
薬剤師国家試験の過去問を解くことで、卒業試験に出題されている問題だったとかを知ることができます。
過去問においても、正誤判定をする時に、実際に訂正文を書いているとわかることとわからないことの判別を簡単にすることができます。
そうやって、自分を客観的に見る能力の醸成ができるのかなと思います。過去問を解ことでわかる世界があります。
これは定期試験においても同じことなので、他の医療系学生さんもやってみてください。
最後に自分の中の座右の銘を言っておわります。
自分に謙虚に、人に感謝する。人にしてもらった事を決して忘れない。
では。
全身を診ることができる薬剤師とは…
こんにちわ。
医療現場に多くの資格者が集いますが、薬剤師の立ち位置は一体どうなのかな…と思われているかもしれません。
私が目指したい薬剤師は「全身を診ることができるセラピスト」であり、緩和ケアに携われる薬剤師です。
医師や看護士さんとはまた違う角度での患者さんとの接し方。薬の専門家としてだけではなく、患者さん一人一人に対してオーダーメイドでの服薬指導ができることが薬剤師に求められています。
薬剤師が求められていることの多さを考えれば当たり前です。
患者さんが医師や看護士に言えないことはいろいろあります。ある方にとって、なんともないことでも、ある方にとっては無理なことがあるように、それぞれにおいて感じることは違ってきます。
そういう個性を持つ患者さんごとにいかにかかわっていけるのか…そこを考えていくことが必要ではないかと思います。
健康相談をするのも、薬局の薬剤師さんの仕事です。でも、検査値まで見せてもらえることはまずないでしょう。
チーム医療を声高にいうことがされていますが、チームで動くために必要なこと。
それは、それぞれの専門性を持ち寄り、できないことをいかにできるようにしていくかを考えることができる信頼関係が必要です。
自分だけ情報を持っていても、周りに知っていただかないことには始まりません。
もちろん、見せて頂いた時は、きちんと感謝する。知らなかったことがあれば、その場で聞く。挨拶をきっちりする。
この行為だけで十分、分かり合えるようになると思います。
勉強だけができるだけで通るのは、学生までだと思います。
社会に出れば、自分だけではなく、周りとの連携をより大事にしていかないといけなくなります。
学生のうちに、そういう周りとの心の籠った交流がしっかりできればいいなと思います。
今日はこれまで。
104回薬剤師国家試験をいかに受けていくか。
薬剤師国家試験まで、もう1年切りました。
もう、受験勉強は始まっています。ただ、闇雲にするだけでは、時間の無駄というもの。皆が、できる問題をいかにとり、成績を上げるかが焦点になるといえます。
では、どうしたらいいのか。これを自分なりに考えて見ました。
同じように苦しんでいる方に向けて、私も大変だけどこんな感じで勉強している人がいるんだ…という程度で見ていただければいいなと思います。
まず、今回の模試でわかったこと。
必須問題の伸びとは裏腹に、あまり理論問題が伸びていない。
これはどうしてかなと自分なりに分析したところ、驚きの結果が…。
「必須各科目9割ないと、理論各科目が伸びることがない」
これは、かなり頭が痛い問題として浮かび上がりました。なんといっても、自分はできているという思い込みが実はできていないということだったということ。
自分ができていると思い込んでいるだけで、こんなにできていないのは問題であると感じました。
現実問題、去年の模試の成績では、成績の伸びがそれなりにあったので、ある意味の過信が過ぎていたということですね。
これからは、必須各科目をどれも、満点に近いレベルまで、引き上げることが急務のように感じました。
もちろん、対策については、以下のように考えています。
・基礎的な問題は、周辺知識も含めてしっかり理解する、知識を身につか せる。
・理論問題は、基礎的な問題がかなりお手の物になる前に、少しずつ始める。
・勉強時間ではなく、自分がどれだけ知識を身につけたかに重きを置く。
この3項目に気をつけて、しっかり考えながら勉強していくことが必要だと思いました。去年と同じ轍を踏まないためにも、この三つを肝に銘じがんばりたいと思います。
簡単ですが、終わります。
では。
模試が終わりました。/人に感謝できることがとても大事。
自分ができると思っていても、実はできていない。
この認識の重要性が大事であると実際に模試を受けて感じました。できる問題を落とすことが一番辛いです。
それをなくすべく、今回模試を受けた訳ですが…。
結果は、全体で6割でした。
まだはじめの模試ということもあり、難易度的にはやや易~中難ぐらいのレベルではないかと思います。
その中で、自分が一番嬉しかったのは、必須問題で初めて7割を超えたこと。(73パーセントです)。
今までの模試では、必須問題の伸び悩みがひどく、かなりしんどかったのですが、今回の模試の結果はその気持ちを振り解くものでした。
ただ、理論問題では、思うように点が取れていない部分や、予想を超えるできた部分の差が激しいということもわかったため、これからも、今回の結果を無駄にせずにさらなる高みを目指して、来年の国家試験に受かるように頑張りたいと思います。
後、私自身が思うことがあります。人に感謝できることってとても重要なことです。自分がしてもらうばっかりでは一方的ですし、あまりよろしくないです。
でも、してもらったことを感謝することは、その人の思いに寄り添うことにもつながります。感謝することの大事さ、できないことを知る謙虚さは、親から日々言われていることです。
意識が高い系で終わるのではなく、意識を高め本当に人のためになれたなとか、周りから喜んで貰えるだけの人間になることがまず、必要なことであると感じます。そのために、できること。それは、自分の無知を知り、謙虚さを持って、日々の勉強に取り組むことだと思います。
今している勉強が適切かどうか。今の勉強の仕方が本当に大丈夫か。
この考えをまず、しっかり認識した上で、これからの国試勉強をしていくことが大事であると思います。
自分の内面を徹底して磨いていくこと。謙虚さを持って、これからも日々勉強していきたいと思います。
では。今日はこれまで。