いよいよ卒業試験第一ラウンド。
お久しぶりです。もうすぐ卒業試験です。
予備校の勉強で精一杯でしたが、やはり勉強し続けることでわかってくることがあります。
それは計算問題が少しづつですが解けるようになっているということ。
今までは途中で考えるのを停止、もしくは無理だと感じてパニック状態になっていましたが、それ以上に自分の計算に自信すら持てていなかったと思います。
大学受験時の浪人時も数学をしっかり克服できずに終わったのはそこが一番の要因であったと思っています。
卒業試験は、医療人になる上の国家試験受験ができるかどうかを試す試験であるということに変わりはないものの、この試験が全てを決めるという事実は隠せないものです。
できること。できないこと。それ以前に自分が本当に自信を持って勉強してきたかどうか。
予備校での毎日の確認試験を受けて、それが自分のものになっているとうことをすごく感じているので、自分ができるという意識をしっかり持って、向かっていきたいと思います。
さあ、自分が本当に試験に通用するのか。それは実際に試験を受けてから考えていきたいと思います。
暑くて日々死にそうですが、自分がやれるという気持ちを強くもって頑張っていきたいと思います。
化学、物理、法規、薬剤の動態といった補強が必要なところを最優先で頑張ります。では。
一か月経って…
予備校に行き始めてから今日で一か月です。
正直な話、毎日が怒涛のように過ぎている感じがして大変ですが、日々の復習を毎日こなすことがすべてにおいて大事なのかなって感じます。
大学とは違い、目的意識がはっきりしているため、毎日能動的に講義を聴けていると感じます。講義の聴き方が大変重要であるとの認識は変わっていません。
毎日の朝テスト、週テスト、月間テストと繰り返すことで知識の定着が重要であるということより、毎日すべきことがしっかり見えていると感じています。
しかし、薬剤師になるということに対して、不安がないということはありません。臨床意識を持った薬剤師になることが大事であるといわれています。
国家試験の勉強だけではなく、その先にある患者さんに目を向けた勉強をしっかりしていくことが大事ではないか…と感じます。
復習テストが毎度のようにありますが、大変だと思える自分にこう言いたいと思います。
「できるできないを思う前に、まず行動し、考えることが一番だ」と。
すべてにおいて、大切なのは、自分ができないと思った時に、何も身動きとれない状態になります。
できないと思う前に、自分なりに動こうとすること。それが一番大事なことだと思います。
これから先も、勉強以外に時間を費やすことがないように頑張っていきたいと思います。
予備校に行って私の中で変わったこと。
おはようございます。
九日から予備校が始まり、今日で十日目。
毎日の講義と翌朝の復習テストに追われる日々を嬉々としてすごしています。昨日は懇親会もあり、とても和気藹々としていた感じを受けました。
ただ、私が思うのは、そういう行事ごとを通しての人との繋がりだけではなくお互いに頑張りあえる雰囲気を持っているのがこの予備校の強みだと思いました。
これから受ける薬剤師国家試験に向けて共に戦う同士として、励ましあいながら合格に近づけたいと強く感じました。
そんな私ですが、予備校に通い始めて変わったことがあります。
それは、講義を聴く時の姿勢です。
能動的に講義を聴くことができ始めているせいか、毎日の復習が凄く楽に感じています。
毎日講義を受けていく上で、大切なのは、その日にやったことをその日に消化することだと思います。
卒業延期になり、寂しい中学校に通っていた私が、嬉々として生活できるようになれたのは、かなりの前進でした。
できないことを、できるようにする。苦手な科目だと感じていた化学に対する心の抵抗感も薄れてきていると感じます。
卒業試験までまだ日にちが早いですが、日々の復習を怠らず更なる高みを目指して去年とは違う自分で、国家試験に受験できるように精進していきたいと思います。
少し早いですが、終わります。
ケトプロフェンとロキソプロフェンの違い~光線過敏症を起こす否か~
今回、103回薬剤師国家試験で出題済みとなったケトプロフェンの話を受けて、はっとしたことがありました。
それは、よく言われる「光線過敏症」が副作用としてよく知られているからですが、私が今回、処方されたロキソプロフェン、実は光線過敏症を起こさないのです。
ではなんで、「光線過敏症」というなったら一生涯、付き合わないといけない副作用を起こすものと、起こさないものが存在するのか。
今回は構造式を絡めて考えていきたいと思います。
まず、ロキソプロフェンとケトプロフェンの構造式をそれぞれ、見ていただきたいと思います。
それぞれを見ていただいて、感じていただきたいと思います。
この構造式に、光線過敏症を起こしうる元凶が存在することを知ってほしい。
それが、「ベンゾフェノン」です。
構造式を見ていただいてわかると思いますが、この構造に紫外線というエネルギー量がかなりの光源が当たると、ベンゾフェノン内にかなりのエネルギーが溜まり、不安定になります。
それを無くすべく、共鳴構造をとって安定になろうとするのですが、ベンゼン環が二つも存在していては、何回も共鳴を起こすだけで安定にならないんです。
不安定になるとどうしても、化学物質は居場所を求めて彷徨いだすため、生体内の組織を傷害するようになるといえます。
安定にするために起こした共鳴構造が仇になる構造をもっていたということになります。
一方で、ロキソプロフェンは、構造中に、そのようなエネルギーを貯めやすい部分が存在しません。ケトン基が存在はするものの、電子の状態は安定であるため、共鳴構造をとる必要性が全くないということが考えられます。
光線過敏症を起こして大変な思いをされる方がいる一方で、薬がなければ痛みを取りきれないという現状が存在しているということを踏まえると、注意書きを読んでおいて…だけで済ませるのは、違う気がします。
そういうことを含めて、生活指導を患者さんにしてあげれることも、地域医療の担い手としての薬剤師の新たな道になると思います。
私も、明日から新たな気持ちで、勉強をしていきたいと思います。できるできないだけではなく、今の自分の状態を含めて、卒試や国家試験を向けて、効率的な勉強スタンスを見つけていきたいと思います。
今回の記事を記載しながら、基礎科目の大事さを思い知るきっかけになったと思います。
まずは卒試を一発合格に向けて、ファイトイッパーツとして、記事の記載を終わります。では。
薬剤師としてどう生きていきたいのか~親の背中を見て感じること~
雨脚がかなりきついですが、電車がきちんと動いているだけでも感謝です。
こんにちわ。
今回の記事は、私自身が薬剤師になった時にどういう気持ちでいればいいのかを考えたいと思ってのことです。
同じ医療系学生の方も、読まれていると思いますが、その方に対しても読んで頂けると思います。
今の薬剤師に何が求められているのか…。
多くの薬学生の方が就職活動時に考える志望理由と同じようで違います。私は、薬剤師という職能を医療だけで考えるのは違うということを常に感じていました。それは両親の背中を見て感じています。
医療だけで全てが回っているのではない、行政や福祉といった他分野の業種との連携をきちんと考えている。それだけではなく、人に対して、いつも気持ち良く当たっていることです。
私の両親が常に言っていることは、「自分だけではなく、周りもよくなるように考えること」「人に対して目を配ること」です。
人の思いに触れる機会は医療者になると日常茶飯事です。
患者さんはしんどさを持ってやってきますから、ある意味身勝手な素振りをするようになります。
その時に、薬剤師がどれだけ我慢してその人のためにできるか…だと思います。しんどい時こそ、お互い様。そういう考えを持って対応できることが必要だと感じます。
後は「温かみを持った対応」ですね。私の母を見て思います。患者さんや職員の方に対する慈愛に満ちた一言一言に感動します。
医師が頂点になっている医療現場ではあります。しかし、医療現場だけしか知らずにいては、「医の中の蛙(井の中の蛙)」になってしまいます。
多職種連携を考える時、医療現場だけではなく、他の分野の方たちや自身が持つ人脈をどれだけ持っているかが問われているのではないか。と思います。
薬剤師を目指すのがしんどいと感じたことはないか。
確かに進級や留年の恐怖と戦って、六年まで行っても卒業できないことがあるということを身を持って知りました。
ですが、それは自分に何が足りないのかを知るためには必要な試練であったのではないか。そう感じています。
自分にできること、そうではないこと。これらをしっかり考えながら勉強するためにブログを始めたわけです。
その一方で、私は自分の甘さを感じることがあります。親が私に対していったこと今も忘れません。「自分の気持ちだけはしっかり持ちなさい」
この一言しか言えなかったのでしょう。でも、応援してくれているという気持ちだけはしっかり受け取らせていただきました。感謝しかないです。
私の勉強状態を常に監視してくれていた実家時代に比べ、大学時代における親の監視の目はかなり緩かったと思います。
でも、再試になったりすると、進級できるんか?と詰問されたことはありました。
そして、いつも言われる言葉があります。「頑張れるときに頑張らないといけない。努力するなら結果がだせるように」
我武者羅に頑張るだけではなく、効率も含めて結果を出せるようにするべきだといわれていると思います。
これから先、国家試験果ては薬剤師になった時に、どういう方向性で生きていきたいのか。
私は自分の苦手意識をなくすことや、今の現状に対してきちんと向き合うべく、これから大学を離れ、学習の場を予備校に移し頑張っていきたいと思います。
できること、できないことを含め、適切に対応していくことを含めて、勉強の頑張りをしっかり身に着けるべく頑張っていきたいと思います。
薬剤師になった時、親の言葉を肝に銘じ、患者さんに対する慈愛に満ちた対応ができること。そして、医師や他のスタッフとの連携や、他分野の方たちとの関わりを含めた人脈を作っていきたいと思います。
かなり長くなりましたが、これを初心表明として、頑張っていきたいと思います。
では。
医療経済感覚を薬剤師も持つべき。
こんにちわ。
医療現場における厳しさをよく聞きます。学校の先生ですら、薬剤師国家試験に出題されたから授業します。という感じです。
そもそも、医療経営や医療経済学の考えをきちんと持たせることも含めて医療教育もしていくべきだったし、行政にこそ、そういう考え方を持った方の育成をするべきであったと感じます。
なぜ、医療経営学又は医療経済学がいるか。
それは、医療そのものが「お金による痛み分け」で成り立っているからです。
社会保険制度のそのものがどういう立ち位置の話なのか。そこを知る手がかりになる図を載せておきます。
出典:介護保険制度の背景|介護保険の基礎知識|介護たすけあいホームページ「あったかタウン」
この図を見てまず認識していただきたいのが、社会保険制度がどういう保険の元になっているかです。
介護保険も社会保険制度の枠組みに入れられていますが、正直、地域によって差が出やすいことを考えると、くくりの一つとして考えるのは難しいと感じます。
とはいえ、医療がこの痛み分けで成り立っている現状を把握しないわけにはいかないといえます。
ではここから、私が薬剤師に医療経済感覚を持つべきと考えていることについて話していきたいと思います。
まず、なぜ薬剤師に対して風当りがきついのか。
それは、「行動する力の低下」にあると思います。薬剤師の多くは、行動すると医師に何を言われるかわからない。そう思っている方が多数だと思います。
確かに医師に申し出や、提案果ては忠告をするぐらいしかできないです。治療における権限を持っているのは医師だけですから。
でも、行動せずに看過するだけでは、薬剤が処方されただけで無駄になるという可能性も存在するということ。
この点をどれだけの薬剤師が感じているのか…思わずにおれません。
次に、なぜ薬剤師の多くが転職するのか。
確かに人間関係を苦に自殺するなら、早く別の職場に行くのがいいと思いますし、私が実際にその立場なら、何も考えずにしていると思います。
でも、多くは、医療経済感覚を持ち合わせていないが故の転職を繰り返していると思います。
薬剤師が薬局に勤めるとなった場合、経営者はその分の人件費を割かないといけません。従業員の生活を保障することも求められています。
しかし、医療経済感覚を持っていれば、適切な医療費を抑制する方法を考え出すことができます。
例を出すと、門前薬局において総合病院が応需元であるとします。
多くの処方箋が出てきますが、その中に重複処方だけではなく、不要な処方も存在していることもあり得ますよね。
医療経済感覚を持っている薬剤師であれば、「○○と■■は、患者さんからの聞き取りで不要って聞いたから、医師に削減を言ったほうがいいな」とわかります。
逆に持たない薬剤師だと「○○と■■は、いるみたいだし、処方せんの通りで」と考えてしまいます。
なぜ「削減するのがいいのか否か」を考えるのは大変なことです。
ですが、患者さんが多くの薬を処方され、飲むことに苦痛を感じている可能性や、飲み忘れがたくさんあるということも考えないといけません。
医師にその件をいうことができないのが患者の弱いところですが、それをいうことで、服用にかかる時間が短縮できれば、より生活の質を向上させることができます。
この感覚を持っている方なら、患者さんの一緒に飲みやすい服用の仕方を考えることができ、自身のやりがいにつなぐことが可能になります。
だからこそ、転職しにくくなるし、店舗における存在意義をより強めることになると思います。
たったこれだけの話ですが、処方される薬がきちんと服用されなければ、その薬の薬価だけ無駄にすることになってしまうということです。
医療経済感覚を持って仕事に励むことで、やりがいを感じることになり、より良い治療法を提案する力になり、医師や他のスタッフの信頼をつなげることができると感じます。
かなり長くなりましたが、以上です。
効率よく勉強を進めるために必要なこと。~勉強の仕方編~
こんにちわ。毎日暑い、だるい、しんどいの三拍子で嫌になる時期が近付いてきているのを感じますが、どうでしょうか。
模試の結果もかえって来て、結果をまじまじ見て思ったこと。
「基礎的な部分での失点が多い…なんで?」
こんなことを卒延の今気づくことではないかもしれませんし、本来なら去年のこの時期で気づかないといけないことでした。それを今になって…です。
ここで思ったこと。それは、苦手意識が払拭しきれていない部分が多くの場合、存在していることだということ。
特に、物化生は基礎の基礎で、多くの科目の土台になる大事な科目です。この部分があやふやのままでは厳しいということです。
今の時期の模試は過去問ベースで作られているため、過去問という基礎の土台を繰り返し理解することが大事であるということ。これを模試を受けることで理解できるといえます。
今回の103回の薬剤師国家試験において、基礎科目が難しかったという声を多く聞きました。どういう問題が出されていたのか…。
分子間相互作用と、それが支配的に働く現象の組合せとして正しいのはどれ
か。2つ選べ。
分子間相互作用現象
1 静電的相互作用水中で非イオン性界面活性剤はミセルを形成する。
2 イオン︲双極子相互作用水中でイオンは水和イオンとして存在する。
3 分散力n︲ヘキサンの沸点はメタンの沸点よりも高い。
4 水素結合
塩化ナトリウムの飽和水溶液から塩化ナトリウム結
晶が形成される。
5 疎水性相互作用DNA 中のアデニン︲チミン間に塩基対が形成される。
出典:厚生労働省のPDFより(見にくい部分はすみません)
上の問題を見てまずみなさんならどのように解かれますか?
分子間相互作用・イオンと双極子相互作用・分散力・水素結合・疎水結合…などといった問題が出されているわけです。それぞれをわかっていることが求められるわけですが、全部理解するなんて無理です。
…じゃあ、どうすればいいのか。
私は、自分の中でイメージを作るようにしています。特にわかりやすいのが、水素結合。「水和」という言葉から見て、水と親和が取れているわけですからわかりやすい例になっています。その部分に電気的勾配が存在している。…という風に、自分なりの理解を持たせることができると勉強しやすくなります。
特に、物理・化学が嫌いという方に限ってこういう部分、後回しにしてしまっているのではないかと思います。基礎の基礎を点数にしていく。それが、苦手意識を払拭する一歩になると思います。
私の中で、大切にしているのは、理解できない部分がどこなのか。理解することができたら問題が解けること。これを前提にしていることです。
模試の結果が張り出されているため、そこから見えてくるのが、事象を理解することに徹した人と暗記に頼りすぎた人とでは成績に差が存在してくるということです。
今の時期のように、基礎的な部分の勉強ができるのはもうないです。問題を繰り返し解くことが要領よく勉強する上では必要なことになると思います。
最後にたかぴすさんのように、周りにいい刺激を与えることや、人のために行動できる人を私は尊敬しています。このブログも、私と同じ苦境に立たされている方の力になれればいいなと思います。
では、またお会いしましょう。