薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

理系、文系の選択~科目選択とジェンダー~

www.msn.com

おはようございます!

今日、皆さんに考えて欲しいことがあります。これは、今までよりも、重い話

かもしれません。が、今後自分が何がやりたいのかわからない方、中学受験を

考えている親御さんにも読んでいただければと思います。

理系か文系か…自分の気持ちが揺らいだ高校時代

私は、数学が苦手でした。しかし、理系に行きたいという気持ちがあったんです。

ただ、理系科目でも数学が苦手な事もあり、親が反対していました。

そのため、親には、『文系に行くこと』『理系に行くのは諦めろ』『身の程を知れ』

と言われました。ただ、文系で何をするのかすら、考えていなかったし、好きな事が

その当時はなかったので、私は、周りが真っ暗になってしまったと感じました。

しかし、親からは文系を勧められ、高校の進学先アンケートには、『経済学部』と

書いたような気がします。『なんで、理系に行けばいいじゃん!』と担任の先生は

いって下さいましたが、私は、その時、どういえばいいのかわからず、黙ってしまった

ことがありました。

男性か、女性かで、科目の出来不出来が異なる…というのは、違うと思う

よく、予備校のサイトで、科目関係の男女差について言われているケースがあります

が、私は、それは、『教師側の私見』であって、頑張ろうとしている学生に失礼では

と思った事がありました。確かに、数学の苦手の割合は、女子が多いかもしれません。

しかし、ずば抜けて数学が解ける方もいらっしゃるのを、私は見たことがあります。

男性が得意で、女性が苦手なんて、そんな考え方はありえないです。特に、浪人して

頑張っていこうとしている方たちを、先入観だけで教えようとしていることが

まるわかりですから。そういう考え方をされる方に、私は、失礼になるよと言いたいで

す。

男性か女性か…職業間でのジェンダーの存在

医療関係者を目指す方が、男女それぞれが多くなってきているし、女性の占める率も

高くなっていますが、まだまだ、男社会な部分が残っているところもあるのが事実

です。だけど、まだ、医療関係者は他の職種と比べると、ましかも…と思っています。

今は、保育現場でも男性保育士の存在が多いですが、やっぱり、女性が占める割合が

多いのも事実です。なので、『保育=女性の職種』という考え方を持っている方が

多いのも事実です。給与の低さ、など、あげればキリがないほど職場環境を考えて

しまうと、親としては、なるべくそういう所に行ってほしくないと思うのも、あると

思います。今回の記事の方も、親には、『土下座して』進学を許可してもらった

ということですが、私は、自分の行きたい職種にいくために、なぜ、『ジェンダーによ

る差別』のために、頭を下げないといけないのかという気持ちになりました。

私が思う『理系・文系』の選び方

自分がしたいことの中で、『実験・研究』に興味があるということや、生き物に興味

がある、つまり自然科学への探求心があるのなら、それは、理系に行くべきだと

思います。一方、自分がしたいことの中で、『経営、経済』に興味があるということ

や、将来は銀行で働きたいなど、お金の回り方を勉強したいという思いがあるの

であれば、それは、文系に行くべきだと思います。

これらはあくまで、例ですが、こういった『自分の興味と理文の区別』が出来ると

思います。とはいえ、お金の話をしるためには、数学的な知識も持っていないと

だめですから、苦手な方でも、数学と関わらないといけないことが起こることも

あるので、『文系教科だけではなく、理系科目(特に数学)の勉強も必要』ということ

も考えることが出来ます。

こういった理系か文系かとはなから考えるのではなく、自分の興味関心の延長線

上に、数学が必要なら、勉強しないと…となるよということが言えると思います。

いきなり、『理系か文系』ではなく、自分の興味関心がどこにあるのかをきちんと

意識して、認識して欲しいと思います。

まとめ

いかがでしょうか。理系か文系かから、考えてしまう方や、私のように、親からの説得

で文系に足を突っ込みそうになった方など、色々いると思います。

そのため、私が思うのは、自分が苦手な科目があるからと敬遠して理系に行かない

という選択をするのは、辞めて欲しいと思います。

私も、学校を変わった時に、前校時に理系に進んでいれば、

数学などの科目を再度学習する

にしても、頭の入り易さが異なっていたのではないかと後悔したことがありました。

もちろん、私の場合は、特殊なケースですが、苦手がある=文系に行くという安易な

考えかたはしてほしくないです。もちろん、苦手な科目を勉強するのは、苦痛だし、

しんどいと思います。でも、もし、文系に行っていて、理転したとして、どうでしょう

か。今までしてこなかったことをやっても、頭に入らないどころか、マイナスからの

スタートという厳しい事態に陥ります。最初から理系で頑張っていれば…そんな

後悔を私はしてほしくないです。親の意見も大事ですが、社会に出て、自分の道を

自分で切り開くしかないわけです。それなら、敢えて意見を聞かずに、自分なりの

道に進んでみて欲しいです。そこでもしかしたら、いろんな発見があるかもしれませ

ん。そこをよく理解して、中学受験そしてその先の『理文選択』をさせてあげて欲しい

と思います。以上です。