薬剤師になって見せる~医療職としての吟持を持って~

106回薬剤師国家試験に合格。次なるステージを見据えて自身の気持ちを前向きに考えて、薬剤師としての一歩を

学歴至上主義からの脱却を考える

おはようございます!

今回の記事で本当にびっくりしました。高卒の社長さんと会長さんで経営が今後

行われる事に対してではなく、学歴だけでは、採用しない、その後の生き方を

含めて人事を考えようとしている事を老舗食品メーカーがしようとしていることに

時代に先駆けて行おうとする気概に圧倒されたからです。

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ここで考えて欲しい事を三つに分けて自分が思う事を書いていきたいと思います。

学歴を重視する体質の会社と学歴を重視しない会社の根本的な違い

私が行ってきた実習先の病院、薬局そして、就職活動時に多くの病院や薬局を

見学してみて思った事があります。学歴に対してかなり重きを置いている所と

そうでないところの二極化が起こっているということ。

特に、東大、京大などの旧帝大出身者が多い病院では、他の大学卒生の方が

面接しても、旧帝大出身者が内定をもらえることが多いですし、かたや、他の

民間の病院では、いろんな大学出身者が多く働いているのが現状です。

これに対して、どういう事もできませんが、唯一言えるのは、資格を取得するまでの

経緯に重点を置いている所は、偏差値至上主義で考えている所と言えますし、

資格を取得するうえでは、学歴は関係ないという考えの所もあるということが

言えます。

そこを考えてみると、学歴に対して異常ともいえる執着心を持つ必要が全くない

のではないかと感じています。

学歴重視の弊害が見えていない会社が多い印象

薬局ではそこまで感じなかったものの、病院においては、やっぱり、学歴云々を

言ってくる方がいるのも事実です。私の大学の友人が、実習先のある病院で、

大学の学生を卑下するような発言をされたと悲しそうにしていました。

もちろん、そういう発言を大学側にも話をしたのですが、私としては、憤りを感じ

ました。もちろん、偏差値が低い大学かもしれません、それは認めますが、

だからと言ってそこに行っているだけで、『出来が悪い学生が多い』なんて

発言をすることが本当によいのでしょうか。学歴に拘る方が多い中で、自分がこれだけ

努力して薬剤師になったんだということは言えると思いますが、それが本当に必要な

発言だったのかなと感じています。学歴が未だに根強い力を発していることが

ある意味問題なのかなと思います。

学歴があるかないかではなく、そこから何を学んできたのか?~就職活動をするうえで大事な事~

今の就職活動では、医学部生を除くほとんどの医療学生は、自分の力で、就職の内定を

とりにいっています。医学部生においては、マッチング制度があるため、就職活動があ

る意味楽に見られているという事を自覚されてください。

話は変わりますが、資格を取った後でも、就職活動ができるのに、なぜ、大学の五年

六年で、就職活動が行われているのでしょうか。

それは、できるだけ、早い段階で内定をもらい、国家試験が終わって合格していれば、

四月から入社できる体制を作っておきたいという心理が働いているからなんです。

資格を取得した後で、就職活動をされる方もいますが、実際問題、新卒採用という事

にならない場合もあるので、そこの辺りでは注意が必要だと思います。

資格を取得しても、大学の名前だけを見て、落とされる場合もあるということを

考えると、私としては、職場の認識があまりにも…と思います。

資格を取るまでの経緯が大事であるのではなく、その資格を取って自分がどうありたい

のかだと思います。

でも、そこの意識が低い職場では、学歴に対する執着心が酷いのではないかと思いま

す。その一方で、学歴に関係なく、職場の雰囲気も良い場合もあるので、そちらの

方がとんでもなく大切であると思います。

まとめ

学歴が資格を取る上では、関係ない…と言うと、『いやいや、学歴って結構大事だよ』

と言われる方もいると思います。でも、考えてみてください。

それが本当にそうでしょうか。学歴を持った薬剤師という箔をつけることが出来ます

が、それが本当に必要な肩書ですか?

学歴がある方が、職場で有利と考えられる方がいると思いますが、それは、その職場

だからその考え方で良いとされているだけで、別の職場では、自慢か?というやっかみ

に繋がるのだと思います。

前回の記事にも書きましたが、ただ、頭が良いことが今の世の中求められていないと

いう意識を早く持って欲しいです。その意識を持たないとおいていかれてしまいます。

記事にも書かれていましたが、『部署のミッションや役割を担い、高いパフォーマンス

を発揮できる人材を評価する』とあります。こういう考え方がより多くの医療現場や

就職活動をされている方の頭の片隅にでも残ればいいなと感じています。